死体を捨てる|詩


死体を捨てる、死体を捨てる、死体を捨てる

覆い被さる背を見る、手を見る、指を見る

いつまで経ってもお前の指は綺麗で
無性に腹が立ってしまった

水を汲み、息を吸う

お前が見ていた世界が青色だった時、
俺の視界も青いと錯覚させられていた

それがどんなに、切ないことか

お前が知ることはないだろう

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