良いリーダーになる
今年から部署の異動兼昇進をさせてもらい、管理職に就き始めた。去年まで中間管理職として、数人のチームを率いらせてもらっていたのだけれど、今回有難いことに管理職のポジションに抜擢された。
7カ国出身のメンバーがいる部署をまとめる役割なのだけれど、立ち回りは簡単ではない。
それぞれの文化や習慣があることもあるし、言語や言語と文化に由来する表現方法の違いが原因で100%で伝わらないこともある。
背景の違いのみならず、もちろん個人の性格の違いや仕事のやり方、考え方の相違などももちろんある。
良いリーダーになるとはどういうことなのだろうかと自問自答する。
異動にあたって、かつての上司にはボスではなくリーダーになれと言われた。この上司が自分の話していた「リーダー」なのかという話は一度置いておくのだけれど、真意をついているなと思った。
命令してチームを動かすのではなく、司令を出してチームをまとめる
手柄を独り占めするのではなく、チームの成果とする
怒るのではなく、対話によって導く
などなど、頭では分かっていても実際に行動が伴っているかと言われると、まだ大きく頷けない。
そもそも会社の一部署を率いる立場なので、チームのまとめ力はもちろんだけど、プロジェクトの管理と実行する力や決断力なども問われる。
根本は優柔不断な性格なのだけれど、仕事においては今のところ決断に困ることはない。
エネルギーに満ち溢れていて、ハイペースでいろいろなことが進んでいくうちの会社だからこそ、それに合わせた決断と実行ができているのかもしれない。
良いリーダーの話をまとめると、ボスにはならずチームをまとめながら率いる立場でいながらも、決断力と実行力を兼ね備えた存在でいることが大切だと思う。
多様性のあるチームだと特に、言語が操れることはもちろん、それぞれの文化、価値観、考え方の違いに理解を示し、うまくまとめあげる能力も必要なのだと感じる。
と、この記事の下書きを温めていたところにタイムリーに、人事からマネジメント講座の案内が来た。良いマネージャー、リーダーになるためのワークショップのようだ。楽しみだ。