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今年から部署の異動兼昇進をさせてもらい、管理職に就き始めた。去年まで中間管理職として、数人のチームを率いらせてもらっていたのだけれど、今回有難いことに管理職のポジションに抜擢された。 7カ国出身のメンバーがいる部署をまとめる役割なのだけれど、立ち回りは簡単ではない。 それぞれの文化や習慣があることもあるし、言語や言語と文化に由来する表現方法の違いが原因で100%で伝わらないこともある。 背景の違いのみならず、もちろん個人の性格の違いや仕事のやり方、考え方の相違などももち
子どもの頃から夢という夢はなく、お嫁さんになって若いお母さんになりたいと思っていた。 だから高校生や大学生になって、より具体的に職業について考えるようになっても、目指すところはあまりなく、ぼんやりと誰かの役に立ちたいとだけ考えていた。 自慢ではなく世間でいう名門の出身ではあるのだけれど、それを使いたいという考えはほとんどなかった。 大学を卒業して教育に携わるようになり、毎日が楽しかったので天職だと思うようになった。だけど海外移住をきっかけに、その仕事を続けられなくなり、
1日24時間のうちの8時間、人によってはそれ以上の時間を費やすのが仕事だ。 幸いなことに、今私は仕事が楽しくて仕方ないという期間が続いているのだけれど、それでも人生の3分の1を費やすのに適切かどうかは常に考えざるを得ない。 過去にはもちろん仕事に行きたくないと感じたこともあったし、毎日やる気が100%漲っているというわけでもない。 人間が仕事をするモチベーションはいろいろあれど、そもそも働くからにはそれに見合った報酬があることは大前提だし、楽しみややりがいがあることも必
仕事のモチベーションは職場環境に依存しているといっても過言ではない。 人間関係、オフィスの設備、備品の充実度、職場の綺麗さや快適さ、お昼ごはんの美味しさ、福利厚生など、言い出すときりがない。 幸いなことに、私は今これらにわりと恵まれている方だと思う。 前職は企業ではなくな教育機関だったけど、人間関係がぎすぎすしている人たちがいたのも精神的な消耗の原因だったし、備品はなく消耗品は自腹、担任クラスのクラスイベントも自腹で準備させられるようなところだったからなおさら。 職場
先日、ある同僚の深い価値観やルーツを知る機会があった。 私にとってはとても得意な人ではないけれど、家族やキャリアやその他の考え方を知れ、ある意味、親近感が湧いた。 その人の深みを語るには、職場での人格を知っただけでは浅すぎる。職場で見せる顔のほかに何個も顔があって、別の出会い方をしていたら、全く別の付き合い方になっていただろうなと思うことがよくある。 人の行動原理は、その人の育ち、ルーツ、バックグラウンドによって決められると思う。日々の行動や人生の中で大きめな決断をする
会社は経済活動をするところなので、利益を追い求めるのは至極当然だ。 とは言え、利益主義は私に合わないと感じることが多々ある。 人生で1番初めに利益主義に違和感を持ったのは、会社に入って始めて出席したミーティングだ。 誰もが売り上げや利益を軸に話していて、それまで経験したことがなかった私は、異様な光景に感じた。この月は、あるいはこの週はこれをして売り上げが上がった。もしくは下がった。売り上げを上げるためには来週、来月にはこれをする予定だ。目標と比べると何%足りないから、行
中間管理職がちゃんとしていない会社や組織はうまくまわらない。 これをここ近年で肌で感じた。経営陣と現場の声を聞いて吸収して、お互いに歩みよりながらもベストを探していく役割のはずの中間管理職。たしかに、板挟みになることも多く大変な立ち位置ではあるけれど、コミュニケーションと立ち回りが上手くなければいけない。 経営陣がこう言ってるからと、現場の声を無視して経営陣の言うことを通すだけなら、現場からは大きな反発が起こる。しかも伝言するだけなら、ただのパイプ役で存在意義がない。
正直に言おう。仕事はやりたくない。 「お金」という動機がなく、仕事をしてもしなくても良い世界ならしたくないし、もしするとしても今の仕事とは別のことをやるだろう。 今の仕事でも以前の職場でも、就業時間の終了と同時に退社するし、残業や休日勤務の可能性が出そうになれば、芽が出る前に摘み取る。自分の生活が仕事に奪われるのはなぜか本当に耐えられないのだ。 かといって、今の仕事が嫌いかと言うとそれは全く違う。やりがいもあるし、自由度も高くてやりたいことに挑戦させてもらえるし、能力も