気が利く人
今の会社に入社して3年目。
ありがたいことに褒められることが増えた。
「気が利くね」
「察する力があるよね」
「アンテナが広い」
「物分りがいいよね」
「視野が広いよね」
ほとんど接点のない役職者から普段接してる人達まで、こういうキーワードを言われることが多い。
特に意識してるわけでも、頑張ってるわけでもなく、ただただ普通に仕事してるだけなんだけども。
それでも褒めてもらえるということは、他の人よりもそういう力があるということなのかなと前向きに捉えることにした。
そこで改めて、こういう力が身についたキッカケを洗い出してみる
幼少時代
字幕映画を両親が見てる時は前を横切っては行けない
→注意された記憶はないが、自然とやっていた。もしかしたら「見えない」等と小言を言われたのかもしれない。「気にせず通っていいんだぞ」と父からはよく言われた。
高校時代
『気』を使いなさい
→吹奏楽部顧問の口癖だった。気遣い、気を配る、空気を読む、気にする。『気』を使うことで他の人と音を合わせやすくなるし、人間力も高まるという教えだった。確かに今思えば、周りを気にしないと90人越えの奏者が1つの曲を演奏することなんて不可能だ。
先輩を動かすな
→どの部活でもそうだろう。先輩が片付けてれば代わる。そもそも先輩が片付け始める前に後輩が動く。だけど、そういう時に限って先輩が「いいよいいよ」って代わってくれなかったりする。そして後輩が怒られる。この風潮はどうにかして欲しい。
他人事だと思うな
→合奏練習をしている時、他のパートに指示が飛ぶことがある。こんなふうに吹いて欲しい、ここは盛り上げて欲しい等。そういう指導内容を他人事だと思わず、自分のパートに当てはまらないか?そのパートがそう演奏するなら自分はこうしよう、と考えることが大事だと教えられた。
新卒時代
周りに興味を持ちなさい
→これは教育担当の上司からよく言われていた。時には手を止めて周りを見て見なさいと。営業をやってたこともあり、常にアンテナを張ることが大事だということを言いたかったのだと思う。手伝いを求めていそうな人はいないかだけでなく、誰がどんな仕事をしているのかを把握するためにも必要な事だと学んだ。
先輩が動く前に動きなさい
→これは高校時代と重複するが、この会社はどちらかと言えば体育会系で、若手が率先して動かなければいけないという社風だった。そのため、先輩が雑務をしていたら「代わります」と声をかける。この後に必要な物品を予め準備する。会議の前には会議室の予約、レイアウトを準備する。そういうことに毎日気を張っていた。それは疲れるくらいに。
プリンターに出たままの書類を渡す
→これはパートさんがやっていたのを真似した。プリンターに取りに行くのって意外と面倒だったりするので担当者に渡す。そのためには「この用紙は誰が出したのか」が分からないと配れない。分からないなら聞く。そうやって他者の業務を覚えていった。
まとめ
書き出してみたが、さほどエピソードが思いつかなかった。
元々自分は気にしいなので、周りの目や周りの環境に気を使いすぎなところがあるのかもしれない。
今の職場は上下関係がガチガチに厳しいわけでもなく、接客でもないただの事務員。だから余計に目立つのかもしれない。
つい口出ししてしまい、お節介だったかも…と反省することもあるが、節度を守ってこれからも『お節介』をしていこうかなと思う。