プチトリップさんぽ! 〜 〈イタリア・ミラノ〉 ドゥオーモの上からどぅお〜も!
先日遂にミラノ一のお上りさんポイント、ドゥオーモからどぅお〜も!させていただきましたが、今回はその続き。
ドゥオーモの上からどぅお〜も!
入場チケット購入時に屋根に上るのかどうか決めておくわけですが、その上り方もナチュラルに階段を上るのか、または文明の利器であるエレベーターで上るのかまできめておかなくてはなりません。
もちろん健脚な美脚を持つ姐さんは251段もある階段上りをチョイス。
かつて昔の人々も上ったであろう階段、これで約6€×2人分の節約だぜっ。その分でジェラート食っちゃうぞ。とかいうセコい気持ちでなくてね、ラクして素晴らしい景色は手に入れられるモンじゃない、という教訓を娘ちゃんにも教えたい。
そうすればジェラートは儲けモンということも教えたい😁
ドゥオーモの上からどぅお〜も!
ぜーぜー言いながら着きましたよ。
実は暗くて狭いの苦手なんで昔の人サイズの螺旋階段はお写真撮る余裕もなくルーフトップへ。
結構軽かった、が率直な感想。
フィレンツェの時のほうがキツかった印象。
雨に濡れ濡れのほんのり赤みがかった大理石。
いやん♥色っぽいん。
だだーん、と目の前に。
ご存知かもしれないが、どこの大聖堂も形と方向はほぼみな同じ。
祭壇のある一番奥が御本山エルサレムの方向で東。その反対の入口が西。聖堂左側が北で右側が南、となる。
しかも床一面にデカい十字架を置いた形に作られるのが基本。下長めでラテン十字型。ギリシャ正教やロシア正教だとどの長さも同じになっている。
そしてこれはバックパッカーの基本。
大抵の町は中心に大聖堂を置く。
遠くからならその屋根を目指せば町の中心へと自然と神に導かれ恩恵にあずかれる。
これで見知らぬ土地でも東西南北が把握でき道に迷うこともない。
更に高い鐘楼は鐘が時を知らせてくれるし、日時計の定理で時間も見当がつく。
それと同じようなテオリーで、大聖堂の周りには老舗のお菓子屋も多いのをお忘れなく。そして市場の周りには美味いもの屋が軒を連ねるモンです。
かのルキノ・ヴィスコンティだって、ココとおんなじ角度でネオリアリズモの名作、撮ってます。
さすがミラノ出身。
1960年の『若者のすべて』(Rocco e i suoi fratelli)。先日天に召されたアラン・ドロン主演。さすがイイ男好きヴィスコンティ、見る目あるん。アラン・ドロンもこの年はモノクロの重いコレと、カラーが目に染みる『太陽がいっぱい』でノリノリだったのよね。
お相手役のアニー・ジラルドもおフランス人。
一応伊仏合作。たぶん二人の声はイタリア語吹替え。
だけどこのシーンの最後いったいどこにカメラセッティングしたんやろ。神ワザかっ!
超絶アングル、気になるわー。
ネオリアリズモ三羽烏と言えば、
ロベルト・ロッセリーニ、(『イタリア旅行』)
ヴィットリオ・デ・シーカ、(『自転車泥棒』)
ルキノ・ヴィスコンティ。
特徴は、路上ロケやセットでない実際の建物内ロケ、素人俳優の起用や即興演出など。
おフランスのヌーヴェルヴァーグがその流れを継いでますん。
テーマは市民の生活っぷりや貧困の様子など。
確かにアラン・ドロンも素人俳優だった!
これ以後メキメキ頭角を現しましたね。
しかもこの涙を誘うニーノ・ロータの音楽。
ちなみにニーノ・ロータの仕事は『太陽がいっぱい』もそうだし、『ロミオとジュリエット』や、『ゴッドファーザー』もそうだからもう琴線にビンビン触れまくりなわけで。
こりゃまた姐さんのシリーズ〈シネマでおじゃま〉のネタができました!
→ 覚えときまひょ。
また出直してきま〜す😚
ということでやっと初日の半日分をご紹介。
さて、午後はどちらへ行くのでしょうか。
お楽しみに😉
『若者のすべて』予告編。
あはん♥