パリさんぽ #18 〜 鯉の恋のフーガ
お待っとさんでござんした。
お久しぶりに、パリさんぽ。
姐さんの、冬の日本上陸作戦の話はまだまだ続行中ですが、こちらパリの季節は確実に移ろいを見せておりまして。
長ーーい冬も終わり、「これで最後」と言いながら未だ終わらないオトナの睦言のような、再びの夏時間到来🤩
しかし以前は夜9時閉店だった姐さんの勤める時計屋さんも、今は8時の閉店据え置き、ラッキー✌️
長ーーい夜がたっぷり楽しめちゃうんですん。
そこへ入った友からの連絡。
いやん♥
てなこと言われちゃって、行かずにはいられない。
やっぱり持つべきものは、以前もさんぽした美術館で働いてる友。
だけどこの友、つい最近、フォンダシオンから足洗ってフリーにお成りになって。
ちょっと残念だなー、と思っていたところの、このお誘い😍
イイお仕事してますね。
但し、現在メトロ1号線工事の為(一部)閉鎖中。
(とりあえず、4月30日〜5月4日)
えー、そんなぁ🥺
また〜!
なんて言ってる場合じゃありません。
しょっちゅうなんですから、言うだけムダ!
オトナしくルイ・ヴィトン本店前、定点観測を終えてから、
このマシンでぶゔぉゔぉんと送って頂きたいのはヤマヤマですが、ぎゅーぎゅーの路線バスにて地道に移動。だって友とは現地集合。
そして、現地前には、こんなヤツも。
きゃうん♥
姐さんだって歌うだけじゃなくて、ベンチシートしたかった!
こんなのが、ずらずら横付けされているのを横目で見ながら、到着!
そして今回の展覧会はこちら!
『色のフーガ』。
先日のイシノアサミさんの企画以来、気になっている『色』がテーマ。
色気、ありますん♥
♪『恋のフーガ』もそうでしたが、フーガって?
この曲、昭和歌謡ファンなら一度は耳にしたことのある双子デュオ、ザ・ピーナッツの「恋シリーズ」の一曲。
♪追いかけ〜て 追いかけ〜て
と始まりますが、フーガとはまさに、ラテン語で「逃げる」!
主題が形を変えながら、何度も登場する曲を「フーガ形式」と言います。
今回の展覧会は、「色」を主題に、数名のアーティストが形や表現を変えながら、自由に空間を使い、何度も私達の目を楽しませてくれる、フーガ。
まさに音楽と絵画と空間のマッスルドッキング!
あはん♥
更に新緑目に眩しい季節になってきてのウレシイ展覧会。
今回は、出身や年代も様々な5人の新進アーティストがお揃いです!
今回の全面的なイメージはこちら。
こんなステキなクリアホルダーなんか売っていれば、片付け苦手な姐さんも、キレイに書類整理が!
しかし残念ながらなかったので、書類はそのまま!ってことで🙄
上へ参りま〜す。
今回は、オープニング前なので、ルーフトップテラスでのアペリティフからの幕開けで〜す。
さ〜て、それではまずお仕事疲れの喉でも潤してからっ🥂
お兄さん、いっぱい入れてね😉
って言ったのに!
オープニング前、という事で、アート系、ファッション系、プレス系、インフルエンサー系な、髪の毛の色まで、ピンクやブルーな方が多く、ここぞとばかりにヴィトンのリミテッドエディションバッグと靴、銀髪に麻の真っ白スーツでキメるオバ様や、大きなセルロイドの黒縁眼鏡にチョビ髭、懐かしの赤いニットタイで現れる元上司。
更に「ボクたち、今年のクリスマスにはケッコンするんだよねー。」「ねー♥」とラブラブなピエール&チボーのお二人や、「姐さん、楽しんでるのっ!?」と気を使ってくれる友の元同僚たち。とお知り合いの多い友の横で、バーとの間を泳ぐように雰囲気を楽しむ姐さん、3杯目。
見ず知らずの人とも、それなりにひと時を過ごす会話術は、お店での応用で軽く流しつつ。この系の方たちは身に着けているものに着目して、お褒めあげ、ウンチクに大きく感心すると会話が続きやすく、時計の話へも持ち込みやすい😁
大抵、夏休みを待つ春夏の展覧会は、どこでもボリュームやや軽めのレア系が好まれる傾向の強いパリの美術館。やはり寒い時期のじっくり籠もれる時の方が、唸るような企画が多い。なので主催者も肩の力を抜いたカンジがプンプンで、どちら様も観光客狙い。
ついでに言えば、外国人が大量に戻り込んでいるシャンゼリゼも、復活祭の被る春休みと相まって売上はウナギ上りで、リニューアル・マクロンも一応の安泰を保ち、姐さんのお店も手放しで余裕の戯れ事。売ろうと頑張らずとも、アイヨで買ってってくれる。
そこへ、友、
「キリないから、そろそろ行くよ!」
とやっと館内へ。
アペリティフ長すぎやん。てそれがメイン!?
それでは。
壁いっぱいの色。
カナダ人のメーガン・ルーニー(Megan Rooney)。
いや〜ん♥
スキ〜💋
室内空間いっぱいに太陽の光がそそぎます。
お日様いっぱいキモチいーい♥
次に、サム・ギリヤム(Sam Gilliam)。
こちら88歳の米寿を迎えるアメリカ人。
ペイントした帆布を、吊るされたドレープによる彫刻的3D要素を表現する第一人者。
まさに色と空間の自由なる表現。
スティーブン・パリーノ(Steven Parrino)も、アメリカ人。
額の中から色が飛び出して来てしまったかのような、空間というしがらみにはもうとらわれない自由な「色」の存在。
そして、次にスイス人のニール・トロニ(Niele Toroni)。
5cmの平筆を、30cm幅に一つずつ描いてキャンバスを仕上げる、その名の通りの職業画家。
これを同じものの羅列、と見るか、一つの点にも表情あり、と見るか。
ドイツ生まれで、在ニュージーランドのカタリナ・グロッセ(Katharina Grosse)は、今回の展覧会を象徴するような、ダイナミックな作品で圧巻!
床も、壁も、天井も!
♪この世はワタシのためにある!
とでも言いたげな、絵画・建築・彫刻を境界線なく全てブレンドし、多次元にダイナミックな表現を展開。
♪スキさ、スキさ、スキさ〜💋
近寄って、遠く離れて。愛のセレブレーションかっ!?
イ、イッちゃう〜😍
コレはよじれ隊!
あはん♥
興奮覚めやらず、夜景を見ながらのまったり賢者タイム。
美しすぎる建築に乾杯🥂
もうしたでしょ!
そして宴はまだ続き、
姐さんは魚のような目に。
鯉のフーガ🐟
友よ、そろそろ車で帰ろうぞ。
姐さんの美脚が泣いておる。
で、もみもみしてくれるのは誰なのよ〜〜!
きゃうん♥