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プチトリップさんぽ! 〜 〈アルデッシュ〉乗り鉄姐さん、2泊3日のひとり旅

クリスマスを前に!
有休消化でヴァカンス取ってちょーだい。
ってことだったので、仕方ないから取らせて頂きました。
正味5日。まさか日本へは行けないし。
んじゃ、スパッとサラッとガシッとできることしてみましょう。
ということで出発したのが、リヨンのもう少し南、ヴァランスを中心としたアルデッシュ地方。
アルプスも近い、山間の町ヘ2泊3日のひとり旅。


国鉄リヨン駅から2時間半の乗り鉄旅はこちらに。


まずは、到着したヴァランスの様子。



もう少しヴァランスを知りたい方は、こちらを。


そして...その続編やいかに。

国鉄ヴァランス駅から、リヨン行き地方線TER(テー・ウー・エール)に乗り換えて、一駅やや戻ります。

今回下車するのは、Tain L'Hermitage-Tournon(タン・レウミタージュ・トゥルノン)駅。
ちなみにローヌ河を挟んで向う側がタン・レウミタージュ、手前側がトゥルノンという町。
私はトゥルノン側の赤い点の所にあるホテルに滞在。


土地感のないところなので暗くならないうちにホテルに着きたかった、けれど時刻表の読みが甘かった乗り鉄姐さん。
乗り鉄と時刻表鉄は兼鉄できなかったのか!?
たった10分の乗車時間にも関わらず、予定していた列車にスルーされ、大幅に遅れた到着。
お陰で辺りはとっぷり日が暮れて。

さみしー😢

暗くてなんにも見えないっ😓
大抵着くとすぐに観光案内所に駆け込んで、町の地図をもらいに行く姐さんですが、そんなもんもなーいっ。
駅前何にもなーいっ。
仕方ないからカンを頼りにローヌ河へ向かう。

んまっ! 早速ワインカーヴ。
オサレー、な感じだけど誰もおらん。
しかもお値段チェックすると、高っ😬
ちょっと、姐さんの好みと違うかも。
おととい来やがれ、ってとこかしらん。

そう言えば、ここの角に確か高いから泊まらないけれど、時間があったら寄ってやろうかと思っていた、スパ付きリゾートホテルが。
駅から直線で数分、上の地図にも赤字で出てるけど、そこで紙の地図ぐらい貰えるでっしょ。

中に入って、フロントのお兄ちゃんに尋ねる。

「実はこちらのスパだけスパッと利用しちゃおうかなぁ、なんて思ってたんですけど、泊まってもいないのにできるかしらん?」
「えぇ、そ、それは勿論、マダム。こちら、ど、どなた様でもアクセス自由となっております。」
「あっそう。じゃあ、マッサージなんかもお願いできるのかしらん?(ほぼそれが目的)」
「 こ、こちらは、サウナ・ハマム・ジムのご利用のみですが、どれも使いたい放題ですよ。」
「あら、揉んで頂けない訳ね、この美脚を。自分でガンバるだけじゃあ魅力半減だわねぇ。
だけど、こーんな暗くなってから、たった今ひとりで駅に着いちゃって、右も左もよくわかんないんで、地図だけでも、いただけますぅ? (ほぼそれが目的)」
「あ、宜しかったら行先案内致しますっ。」
「いやん、そんなのいらないから、地図! ちょーだいっ。」
「い、いや、でもお連れ致しますよ。」
「なんで!? ここには、紙の地図、ってもんがないのかいっ! 紙の地図なら一目瞭然なんだよ、元バックパッカーの姐さんにはっ!」
「そ、そこまでおっしゃるならお出ししますけど...」

とやっと! 渋々出す紙の地図。ゲッチン👍
実は、地図を見るのが好きなんです。
だから今は紙じゃなくても幾らでも見られるはず。
いいえ、紙好きなんです...

ご希望通り、地図が手に入った姐さん、ややほっと落ち着いて、前進します。
どうせ、このまま河沿いをぐぐーっと行けば、辺りが暗くたってコワイものナシ。

と、通りを渡ったその刹那、ふと目に飛び込んで来たワインボトル。オサレーな感じはないけれど、何だか楽しげ😄


さっき見送っただけに、後ろ髪を引かれる思い。
しかも本日土曜日。
田舎の小さな小売店、日曜は午前中のみの営業に加え、月曜は休みにする場合が多いおフランス。
呑兵衛で朝の弱い姐さんが、朝っぱらから段取り良くカーヴへ出向いて買付けを済ます、とは到底考えにくい。
ならば買うのは、今でしょ!

ぼんじゅ〜るっ!

わぉっ!
しっかり並ぶコート・デュ・ローヌがお出迎え。
じゃん!!

「これね、み〜んな、息子が作ってんの。」
と店のおっちゃん登場。
ややや、ファミリービジネス。
ブラピなんかも、こーゆーおっちゃんがお手本だな。

「きゃうん♥スゴいですねー。で、どれがオススメ?」
「んー、こんなんかな。これもウマいし、これもウマいよ。みんなウマいんさ。まー、ちっと呑んでみ。」
(ゲッチン💪待ってました!)
そう来なくっちゃ。

ん! こりゃウマい! ウマすぎる!
おっちゃん、これはよじれ隊〜🍷

コート・デュ・ローヌって、ボルドー、ブルゴーニュなんかより、ちょっと格が落ちるんじゃ、なんてこと、ないない!

鼻孔の奥をくすぐるフルーティーでいて芯の通った芳香。そしてしっかりと程よく締まり、メリハリのあるダイナマイトボデー。つい、この唇を寄せて、その滴り落ちそうな雫をそうっと舌ですくい受けてしまいそうな誘惑。

いや〜ん♥おっちゃん、よ・じ・れ・ちゃう〜。
これ、2本イカせて〜〜。
もう、我慢できないの。
1本は、今すぐココで。もう1本はお持ち帰り〜。
お値段だって姐さん好み。
そう来なくっちゃ。

「ところで姐さん、どっから来たの?」
「パリのね、シャンゼリゼで普段は時計⌚売ってますのよ。」
「へー、そんでまたこんなとこまで何しに来たの?」
「え、ちょっと乗り鉄しに...」

ここのオーナー、グリーンのセーターのおっちゃん。

「え!?まさかあのウチの前走る!?
(ヘッダー写真にもした) ウチのロバ君と一緒に写ってるあの列車!?」

👇👇👇

👆👆👆
「コレに乗り鉄しに来たんかいっ!?」

しょうゆーこと。

お陰でカラダも温まり♥、姐さんをこれから大きな胸で受け止めてくれるベッドヘ辿り着かなくては。

あはん♥ローヌ河、by Night✌️

風がピューピューな夜の歩道橋。
これを渡ればトゥルノンの町に。


これは橋の端を引っ張る根元。
暗くてもしっかりギンギンに頑張ってますね。


しばらく歩くとこんなにスゴい、中世のお城が。

こんなあはん♥なライトアップな教会も。


そして今夜のお宿はこちら。
荷物を置いたら早速何か食べに行こう。


このホテルのちょっと先。
こじんまりしたレストラン。
一応白も味わっておかなくちゃね。


そして名物料理、秋の味覚セップ茸入りラヴィオルのグラタン。
勿論、地元の赤と♥


セップはイタリアだとポルチーニと言う名の、大きめきのこ。エリンギの笠の部分がもっと肉厚で、ステーキなどにすると食べ甲斐のある形。
歯応えも十分。あはん♥


そして、お宿に戻ったら、さっきのおっちゃんとこから買ってきた1本を待ちきれずに🍷


きゃう〜ん♥
お一人サマでもまったりと夜を楽しむ姐さんなのでしたん。
大きなベッド、ひとり占め〜!?




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