(8) 姐さん、冬の日本上陸作戦
日本上陸作戦、いよいよ監禁生活6日目最終日。
朝7時予定のPCR検査が前倒しの目覚まし鳴る前、6時50分。
早く来といてせき立てんといてくれ、っちゅーの。姐さん、朝は弱いんです。
そんな中でも時差ボケ解消に、早起きを心がける。
昨日は成田の初日の出🌅、拝んじゃいました。
その後二度寝。いやん♥
6日も長いっ!
何もすることないっ!
バカンスが無駄だっ!
などと感じていた入国前。
しかしいざ蓋を開けてみると、そこは...
一日の様子を一行で言ってみると?
🗾 🗾 🗾
朝7時に全館アナウンスで、かつてのユースホステルのように叩き起こされるのを差し引いても、その割には遅い8時半に配給されるお弁当の美味い不味いがあるのを差し引いても、料理、掃除、洗濯、ゴミ出し、買い物をする必要もなく、誰に横から嫌なことを言われ邪魔される訳でもなく、朝日を浴びながらちょっと体操でもしていると、目の前を通り過ぎてゆく、スターウォーズ柄の全日空や、マリメッコ柄のフィンエアーの飛行機をいちいち写真に収め、さてと、などと言い出すとそろそろお昼の配給が始まるアナウンスが11時頃には入り、あんなにしっかり朝ご飯食べたのになー、なんて思いながら、いつもと同じぐらいの時間に調節するか、と食べる午後2時3時の昼ご飯の後、せっせと顔パックやネイルケアでの自分磨きに精を出しながら、ゆっくりバブルバスに浸かり、エアコン28℃設定のトロピカルルームで、持って来たルノー5(サンク)のビッグT一枚ぺろん、ボサノバなんか唄いながら気分が上がったら、オトナの俳句でもあはん♥と詠んでいると、また一時間半かけて配る早めの夕ご飯弁当が届き、小腹が空いたら片付けて、noteで皆さんの様子を覗き、エアコンを切り換気扇もオフにしてしまえば、後は心穏やかに静寂の時が過ぎるのを待っているだけで、そろそろ眠りの森へ誘われるデトックスな一日。
なんていうことになるでしょうか。
以前の『3行完結』を思い出しながら、監禁の様子を一行でお伝えしてみました。
そう言えば。
数日前に外務省から入ったメール。
ややや、スペシャル・ミッション!?
えーーー。
そんなぁーーー。
ナニソレ!?
今やロシア情勢で、これまでの厳しい水際対策も氷が溶けるようなゆるゆるさ。
こちとら、それより忙しいことがあるんでさ、と言わんばかり。いやん♥バカンス。
どうせだったらね、不謹慎にもあと10日ぐらい早めの事態であったなら...などと。
遅いシャワーに入り、そんなこと考えながら軽い昼弁当を食べた後のコーヒータイム、昼下り午後2時頃。
その刹那、電話のベルが...!
「お客タマ、おマタせいタヒまヒタ!」
あれ。
入国時からここ関係スタッフにはたくさんの外国人の方の協力によって支えられています。
入国時のアプリの導入などには前回もそうでしたが、ベトナム、ミャンマー、カンボジア等からのスタッフに助けていただき、
「お互い大変ですね。頑張って下さいね。」
と声を掛けながら通過してきたものです。
そしてこのホテルでも。
「お客タマの検査結果は、インセーでした!」
あ、ども。
「おメテトコサいます!」
ありがとう、ございます... なんか、当たっちゃったみたい。
「ては、今スク下に降りてきてクタサイ。」
えーーー!
今スクーー!?
「あの、まだパッキング終わってないので、もう少し待っていただけます?」
「あー、何分クライ?」
まあ、まず無理だろ、と思いながら、
「10分クライ。」
「ワッカりましたー。デワ。」
その後、これまでのラグジュアリータイムは何処へやら。
着替えて、顔作って、エアコン消して、机の上片付けて、スーツケース無理やり閉めて。
...やっぱり25分経ってる。
しかも荷物重くても、5つ星ホテルの様にポーターなど居らず、廊下は絨毯敷きで荷物は動かず。髪振乱し、ドタバタで部屋を出なくてはいけないなんて。
終わりダメならすべてダメ。
更にスーツケースと一緒のあとは、いつもこの美脚に紫色の痣だらけがお約束。
しかもモタモタしている間にエレベーターの扉は閉まる。
さすがに下で、若そう(に見える)お兄サンが、
「お持ちしマッスル。」
と言ってくれたのでお言葉に甘え、係員の前へ。
「6日のお務め、ご苦労サンでござんした。」
いえ、どーも。
「では、あともう一日...」
えっ!
ナニー!?
これから何処へ連れてこーってのさっ!
「...自宅隔離、ということですので、どーぞ、よろしく。」
さいざんすか。
努力、させていただきマッスル。
、と再びの ♪北ウイング。
ふりだしへ戻る。
それでは姐さん、
いざ出陣。
あはん♥
成田の初日の出🙏
全日空 スターウォーズ機は、3月末まで。
スカンジナビア、フィンランドのフィンエアー
マリメッコ70周年記念機。
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