戦争用語を使うのは、もう止めにしませんか?
こんにちは!
藤井雅範です。
今日は8月15日ですね。
仕事で戦争用語を使っていませんか?
小売業・お店を持つ会社の場合。
会議の場などで、ついついこんな言葉を使ってしまうこと、ありませんか?
『今週の戦い方を発表します』
『では、今週の戦略会議を始めます』
『今週こそは勝ちます』
・・・・・
おそらく、深い悪意はなくて使っていらっしゃることが多いのでしょうね。
ビジネスの目標数値を達成するため、分かりやすい表現だから使ってしまうのだと思います。
しかし、でも、だけども、間違いなくこれらは戦争用語です。
誰と戦っているの?
誰に勝つの?
まさか、お客様と戦うのではないですよね。
じゃ、同業他社の方たちと戦うの?
同業他社の方と戦って勝つことがビジネスの目標なのでしょうか???
あなたは何のためにビジネスをしていますか?
ビジネスの目標は、“自分たちが誰かの役に立てることを行うこと”ですよね。
その役に立った成果に対して対価が支払われる。
結果として利益が生まれる。
まさか同業他社の方と戦って、相手が自分より悪い成績になることが目標ではありませんよね・・・
そんなことでは、どれだけ誰かの役に立って利益を生み出しても、さらに他社が上回ればいつまでたっても目標は達成できない。
報われないですよね〜
自分たちがどうしたいのか?ではなく、他人を蹴落とすことが目標になってしまう。
言葉は言霊なのです
口に出す言葉は、いつの間にか自分の心の中にしっかりと根を下ろし始めます。
汚い言葉は汚れた心に、きれいな言葉は清い心に。
『今週の戦略は』、『この戦術で行く』、『戦い方を考える』、『これを武器に』、『弾を仕込む』、『この戦法で勝つ』などなど。
商品は決して“人を傷つける弾薬”ではありませんよね。
戦争用語を使えば、いつの間にか、戦って人を傷つけることに無頓着になっていきます。
“自分さえ良ければそれで良い”、と考えてしまったり、“営利至上主義”に走ってしまったり。
もうビジネスの世界で戦争用語を使うのは止めにしませんか?
その代わりに、ストーリーやシナリオといった言葉を使ってみては?
虎視眈々と戦略を練っている会社やお店よりも、お客様を幸せにするストーリーを考えている会社やお店の方が絶対に共感されるはずです。
ボクたちは、誰かを傷つけるためにビジネスをしているんじゃない。
誰かの役に立つためにビジネスをしている。
終戦記念日を明日に控え、戦争の悲惨さを改めて思い返した今日、そんなことを考えていました。
・・・・・そういうことです。