愛のかたち
TLに流れてきた私のフォロワーさん(Aさんとしておこう)の投稿、タイトルに惹きつけられ、そして本文に惹きつけられ、もう共感maxだった。
私なりに感じたこと想うことをコメント欄に書こうとしたのだが、すべてを伝えるにはあまりに長くなりすぎたので、自分のnoteに記そうと思う。
Aさんの投稿、それは・・
突然noteから姿を消されたAさんのフォロワーさん(Bさんとしておこう)に向けて書かれた、いわばラブレターとも言えるものだった。
ネット上の繋がりだけの会ったこともない人へ綴られた手紙。
偶然にも、Bさんは私も相互フォローさせていただいてた方で、その方に向けて書かれてたと知って何度も読み返した。
AさんのBさんに対する想い、私もBさんが毎日投稿されてた文章は読んでいたし、Aさんのこともご自身の投稿からそれなりにわかっていたから、リアルにすごく伝わってきた。
突然目の前から消えてしまった大好きな人、その寂しさ辛さ悲しさは計り知れないものがあったろう。
ええ、私もその寂しさを共有したひとりだから。
Aさんが宇多田ヒカルさんの「桜流し」を引用されていたのがとても印象的だった。
開いたばかりの花が散るのを
「今年も早いね」と
残念そうに見ていたあなたは
とてもきれいだった
(中略)
開いたばかりの花が散るのを
見ていた木立の遣る瀬無きかな
貴方がいるのが当たり前な日常だったのが、突然、貴方がいない日常に変わった。
***
「愛」にもいろいろある。
恋愛とも、友愛とも、親子愛や家族愛とも、どれにもカテゴライズされない愛。
いや、無理に枠に嵌め込もうとしなくていい愛があってもいい。
わたしその感覚すごくわかる。
Aさんはご自身のことを「変」だとおっしゃった。
そうかな?
好きとか愛とかに普通も変もない。
だってそれが自分の気持ちのありのままなんだから。
私もネット上だけの関係の人で、特別仲良くさせていただいている人を友達認定している。
もちろん私が勝手にだ。
相手からも私のことをおともだちって思ってくだされば、それはそれはこの上ない歓びだ。
会ってもいないのに好きを連呼したり、ハートを投げたり、エアハグしたり。
声も知らない、顔も知らない、名前はおろかどんな立場の人かも知らないし、年上か年下かすらも知らない人にもだ。
とにかく好きなのだ。
だから好きをいっぱい表現したい。
バーチャルな距離感だから人間愛ともまた違うのであろう。
でも広義の意味で愛してるのだ。
この感覚はいったい何だろう?
***
実は私、過去一度だけネットで知り合っただけの方に愛を告げたことがある。
ツイッターを始めて間もない頃に仲良くなったフォロワーさん。
意気投合してしょっちゅう電話でおしゃべりはしていたので声は知ってはいたけれど、顔は知らない、当然会ったこともなかった人だ。
それでもだんだんと個人的な話もしていくにつれ、その人の生き様や価値観、人となりが見えてきて、とことん好きになってしまった。
その段階に達するまではホントあっという間だった。
そしてつい、私に芽生えてる感情を口に出して言ってしまった。
「好きです、貴方を愛してもいいですか?」
感情が脳を経由せず直接口から出た。
今になって思うと、そのときの私の感情にその方に対する恋愛感情は本当にあったのだろうか?
無いわけではなかったのだろうが、それ以上の何か説明のつかない強い感情があった。
でもそれを表現するにどの言葉を選べばよいかわからない。
でもなんとしてもこの気持を伝えたい。
付き合ってくださいとか、恋人になってくださいとかそんな具体的なことじゃない。
本当にわからなかった。
私の感情はカテゴライズされない愛。
でも先方は私の言葉を額面通りに恋愛の告白と受け取られた。
結局わたしはその方を戸惑わせ混乱させ傷つけてしまっただけだった。
いま思えば、自分の感情を押し売りした単なるマスターベーションでしかなかった。
***
私、リアルには親友はおろか友達と呼べる人もいない。
ここnoteにも幾度となく書いてきたが、いないというよりも、自分から作ろうとしないというのが正しいかもしれない。
その人の本当を知ってしまうのが怖いから。
好きな人の嫌な部分を目にすることがとても辛いから。
そして・・
逆も同じだ。
いや、同じというよりむしろこっちのが大きい。
私の本当を私が好きになった人に知られたくない。
知られてしまうことがものすごく怖い。
同時に、去っていってしまうのではないか?という底しれぬ不安。
結局のところ、自分が傷つきたくないだけなんだよね。
今まで何度も失敗してきたから。
多面性を持つのが人間なのだから、本来であれば、その人の好きも嫌いも全部含めて好きになるもの。
でも私にはそれが出来ない。
好きしか見ようとしない。
自分が出来ないのに相手にそれを求めることは私の哲学ではない。
だから、リアルでのちゃんとした人間関係を深めることが出来ないのであろう。
ネットでは自分の嫌いを隠せる。
良い部分好きな部分だけ晒しておいて生きていける。
だから私はすぐに人を好きになってしまう。
貴方の好きな部分だけを愛して。
私こそ「変」なのかもしれない。
勢いにまかせて書いてるうち、ダラダラと長くなってしまいました(^^;
それでも最後まで読んでくださって感謝しています。
どうか愛に包まれた優しい日常が貴方に訪れますように。