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映画好きにオススメしたいゲーム

筆者は比較的映画が好きな方だと思う。
観たら必ずfilmarksで記録を残すようにしている。

それに合わせてゲームも好きなのだが、今や大作RPGのストーリーはゲームだからと言ってバカにしてはいけないレベルに深く、面白い。

そこで、普段ゲームはやらないけど映画は好きな方に向けて、知らなきゃ損なゲームをいくつか挙げたいと思う。

最悪ゲームを買わなくてもメインシナリオをまとめた動画がYoutubeで観られるので、それだけでも観て貰いたい。




JUDGE EYES 死神の遺言/LOST JUDGEMENT 裁かれざる記憶 


いきなりシリーズで2作。

これらはSEGAの龍が如くスタジオが制作したゲームで、基本プラットフォームは龍が如くの物を流用している。

この2作は主人公を木村拓哉が演じており、なんとキムタクを操作して遊ぶゲーム。
それだけでも充分インパクトがあるのだが、ストーリーが重厚かつ濃密なクライムサスペンスとなっていて、下手なドラマや映画より断然面白い。

木村拓哉以外にも中尾彬、滝藤賢一(1作目)、谷原章介(1作目)、山本耕史(2作目)、玉木宏(2作目)、光石研(2作目)など、錚々たる俳優陣が出演し、その迫真の演技も実写作品でもなかなか観られないほど素晴らしい。
ちなみに1作目は元々ピエール瀧も出演していたが、発売直後に薬物問題で逮捕されたためすぐに回収、役者を差し替えた新バージョンが再発売された。
そのためピエール瀧が出ているバージョンのソフトは結構レア。

木村拓哉の権利関係の問題などもあり、これ以上の続編は絶望的だが、同じ方向性でまた別のタイトルを作って欲しい。



HORIZON ZERO DAWN


ソニー傘下のゲームスタジオが制作したオープンワールドRPGで、こちらは新感覚のSFストーリーとなっている。

普通SFと聞いて思い浮かぶのは近未来や宇宙の話だが、一見すると大昔の狩猟採集時代のような世界観。
しかし機械獣とよばれる、その名の通り未来的な機械で出来た獣を狩ってそのパーツで装飾品を作ったり、なんとも奇妙な生活をしている部族の一人が主人公となる。

その主人公の出生と、この奇妙な世界の謎を解いていく事が今作のメインシナリオとなっており、今までにない新たなSFのストーリー展開に度肝を抜かれる。

続編にHRIZON FORBIDDEN WESTがあるが、こちらはその世界設定を知った上での話なので、やはり1作目の衝撃が圧倒的に大きい。



GHOST OF TSUSHIMA


こちらもソニー傘下のアメリカのゲームスタジオが制作。(Horizonとは別)

ジャンルはHorizon同様オープンワールドRPGだが、タイトルの通り日本の対馬が舞台となる時代劇的なストーリー。
鎌倉時代に実際にあった出来事である元寇をテーマに、対馬を侵略しようと攻め入る元軍と一人の武士との戦いを描く。

よく洋画で出てくる日本と言えば、日本人の我々からすると「それはねーよ」と突っ込みたくなるような勘違い描写が多い物だが、このゲームに関しては日本人よりも日本人らしい感性で、日本の自然を美しく描いている。

またストーリーの結末はプレイヤー自らが選択するマルチエンディングとなっているのだが、どちらの選択肢も武士、ひいては日本人特有の心の葛藤を上手すぎるほどによく描いていて、涙なしには観られない作品となっている。
これをアメリカが中心となって作っているのだから、ただただ驚嘆の一言。

また随所で黒澤明へのリスペクトが凄まじく、ゲームをモノクロ画面で遊べる「黒澤モード」という設定まである拘りよう。

間違いなく後世に語り継ぐべき作品で、日本人でこれを知らないのは人生損してると言っても良い。
実写作品にしても充分見応えのある内容だと思う。

ちなみに来年同シリーズで北海道の羊蹄山を舞台にしたGHOST OF YOTEIの発売を控えている。



DEATH STRANDING


メタルギアシリーズの生みの親として有名な小島秀夫が設立した、コジマプロダクション制作のタイトル。

ジャンルとしてはこれもオープンワールドだが、敵との戦闘と言うよりはメインとなるのは「荷物を運ぶこと」になる。
正直このゲーム性は人を選ぶと思うが、ハマればかなり奥が深い。

ゲーム性もさることながらシナリオも秀逸で、ディストピア的な近未来SF作品になっていて、映画的な描写も多い。

そもそもこのゲーム、すでにA24による実写映画化が決まっている。
そのくらいストーリーが良いのだ。

また主人公はノーマン・リーダスが演じている他、マッツ・ミケルセンやレア・セドゥと言った信じられないレベルの超大物俳優が出演しているし、なんなら映画監督のギレルモ・デル・トロまで出てくる。

制作した小島秀夫自身がかなりの映画好きという事もあって、当然映画好きに刺さる要素しかないのがこのゲーム。
映画好きを自称するなら絶対にプレイして欲しい。


最後に


以上5作品を挙げたが、どれも本当に面白いしプレイしていて充実感があった。
映画だと長くてもせいぜい3時間が限度なところ、ゲームであればメインシナリオだけをひたすら進めてもクリアまでのプレイ時間20~30時間なんてザラなので、それだけ濃密で没入感のあるストーリーを描けるというのも魅力だと思う。

お分かりの通り近年のゲームはグラフィックの進化によって、実在の俳優が演技をするのも普通になっている。
ゲームだからと言って食わず嫌いするのは勿体無いので、是非プレイ動画だけでも観てみて欲しいと思う。

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