本音で話せると何が変わる？
勤め先で 1on1を担当するようになって1年になります。
1on1とは、「上司（の役割にある人）が、部下（の役割にある人）との対話を通じて部下の成長を定期的に支援する場」だと私は考えています。
評価や管理を目的とする人事面談とは違って、話すテーマはなんでもOK。
仕事に関係のない話も大歓迎なのは、メンバーのことをもっと深く知りたいから。そして、メンバー自身にも、自分の才能を知ってもらいたいのです。
（私は才能を言語化するのが得意♪）
どんなことに興味があって、何を大切にしていて、どんなふうに独自の天才性を育んできたのか……
プライベートのお話も、才能の発揮という面で仕事につながっていることが見えてきます。
メンバーの表情がパーッと輝くのは、私にとって至福の時間です。
1on1で起こる変化は？
「新しく何かを始めたい」
というリクエストから、
「本当の望み」を引き出したり……
「辞めたいけど辞められない」
という行動を卒業するコツをお伝えしたり……
「ポジティブ思考で疲れてしまう」
その理由と解決策をお伝えしたり……
「これまでの職歴」から育まれてきた才能や、
「今の仕事で大切にしていること」を言語化するお手伝いをしたり……
幼いころの欠落感から、独自の才能を培ってきたことに気づいていただいたり……
「なかったことにしていた」
自分の本当の気持ちに気づいて、パートナーとの関係性が改善したり……
話しているうちに、子育ての悩みがいつの間にか解消したり……
1on1のたびに、いろんな変化を感じていただいています。
自分の本音に驚く時間
何人もの方がおっしゃるのは、
「会社でこんな話をしたことがありませんでした」
職場って、なかなか本音が言えなかったりしますよね。
でも、私と話しているうちに、
「誰にも話したことがなかったです」
というストーリーが飛び出したりします。
「話しているうちに、頭がスッキリしました」
「こんなことを考えていたなんて！と新鮮でした」
という感想もいただきます。
自分の本音を把握していますか？
職場に限らず、どこかで緊張を感じる環境では、"ありのままの自分" を出すことが難しいものです。
緊張しているつもりがなくとも、
「人からどう思われているか」
が気になったり、
「いい人でありたい」
「成果を出したい」
とがんばっていたり、
「相手の望みに応えたい」
と忖度していたりすると……
「そもそも、私の本音って何だっけ？」
とわからなくなっていることも、多々あります。
安心安全の場と思えるから本音を出せる
私は人とお話をするときは、"安心安全の場" をつくることを最優先にしています。
そして、どんな話をうかがっても、ジャッジすることはありません。
何を言っても ❌をつけられることがない状況って、ありそうでないんですよね。
本音がポロリと出てしまうのは、それを感じてくださった証。
「あれ？ 私、なんだか、ものすごく深い話をしてません？」
と、ご自身で驚かれることもあります。
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御影石 千夏
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