子どもに親を選ばせてはいけない〜単独親権や経済力の問題
つむぎまどかさんの記事↓に涙して綴った、昨夜の記事の続きです。
記事を読み直して、(子どもが危害を加えられる心配がない)を追加しました。
「親が身体的・精神的に育児ができない場合」については、「利益になる」という言葉とつなげたくないという思いから、記載しませんでした。
「経済的に問題がない場合」についても、同様です。
「経済力がある親と暮らすほうが子どもの利益になる」とは考えたくなかったからです。
「経済力の低い親に育てられる子どもは不幸」といったレッテルを貼りたくないのです。
日本のひとり親世帯の子どもの貧困率が高いことも、実際に生活が大変でいらっしゃることも、知っています。
ですが、それでもなお、経済力が十分でないこと理由に「子どもに利益がない」「不幸だ」とは思いたくないのです。
・・・「当事者でないからそんなことが言えるのだ」と不愉快に思われた方にはお詫びいたします・・・
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幼いころに両親が離婚されたという方から、次のような話をうかがったことがあります。
「『お父さんとお母さんのどっちを選ぶ?』と訊かれて、よくわからないまま『お母さん』と答えたことを後悔している」
「小さくてわからなかったとはいえ、自分が母を選んだせいで、母に苦労をかけてしまった」
親を選ぶことを強いられたために、どれほど大きな傷を心に負われたのか…、胸が潰れる思いがしました。
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ただ、私はこうも思うのです。
経済力のある父親を選ぶことが、この方にとっての「利益」でもなければ、「幸せ」でもなかったのではないか、って。
お父さんのことが大好きだとしても、同じように大好きなお母さんと別れることになったのですから。
そもそも、「お母さん」と答えたことを後悔することになったのは、
・母親か父親のどちらかとしか暮らせない
・ひとり親(特にシングルマザー)の収入が低い
といった社会の問題だと私は考えています。
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・子どもに親を選ばせることが起こり得る単独親権の問題
・ひとり親の収入が少ないという経済・社会の問題
・養育費の支払い義務が履行されないままとなる制度の問題
これらの問題のせいで、苦しむ子どもたち、親たちがどれほどいらっしゃることか。
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まずは、知ることから始めよう。
『当たり前』を疑うことから始めよう。
『個人の問題』として諦めたり、悲しみや怒りの感情に囚われたりせず、『社会の問題』としてみんなで解決できる世界を目指そう。
未来の子どもたちのために、大人がリベラルアーツを学ぶところから始めよう。
そんな想いで、コーチとして活動しています。
ネガティブな感情に囚われて辛い、という方のサポートもしています。
「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏
(*) 今回の記事は以下を参考にしました。
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