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子どもに親を選ばせてはいけない〜単独親権や経済力の問題

つむぎまどかさんの記事↓に涙して綴った、昨夜の記事の続きです。

子に親を選ばすとか、どんな罰ゲームやねん。

 vol.61【ワタシノ子育てノセカイ


記事を読み直して、(子どもが危害を加えられる心配がない)を追加しました。

父母のどちらもが子どもとの暮らしを望み、身体的・精神的に問題がない(子どもが危害を加えられる心配がない)場合、「どちらが子どもの利益になるか」なんて、誰に判断できるというのでしょう。

離婚を考えたときに最も辛かったこと〜単独親権の問題


「親が身体的・精神的に育児ができない場合」については、「利益になる」という言葉とつなげたくないという思いから、記載しませんでした。

「経済的に問題がない場合」についても、同様です。

「経済力がある親と暮らすほうが子どもの利益になる」とは考えたくなかったからです。

「経済力の低い親に育てられる子どもは不幸」といったレッテルを貼りたくないのです。

日本のひとり親世帯の子どもの貧困率が高いことも、実際に生活が大変でいらっしゃることも、知っています。

ですが、それでもなお、経済力が十分でないこと理由に「子どもに利益がない」「不幸だ」とは思いたくないのです。

・・・「当事者でないからそんなことが言えるのだ」と不愉快に思われた方にはお詫びいたします・・・

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幼いころに両親が離婚されたという方から、次のような話をうかがったことがあります。

「『お父さんとお母さんのどっちを選ぶ?』と訊かれて、よくわからないまま『お母さん』と答えたことを後悔している」

「小さくてわからなかったとはいえ、自分が母を選んだせいで、母に苦労をかけてしまった」

親を選ぶことを強いられたために、どれほど大きな傷を心に負われたのか…、胸が潰れる思いがしました。

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ただ、私はこうも思うのです。

経済力のある父親を選ぶことが、この方にとっての「利益」でもなければ、「幸せ」でもなかったのではないか、って。

お父さんのことが大好きだとしても、同じように大好きなお母さんと別れることになったのですから。

そもそも、「お母さん」と答えたことを後悔することになったのは、
・母親か父親のどちらかとしか暮らせない
・ひとり親(特にシングルマザー)の収入が低い
といった社会の問題だと私は考えています。

同居する世帯全体の平均年収は2020年の推計で、母子家庭は373万円、父子家庭は606万円でした。

これは子どものいる世帯全体の平均年収のおよそ814万円と比べて、母子家庭は半分以下、父子家庭は4分の3程度の水準にとどまっています。

NHK→ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221231/k10013938841000.html

2021年の子どもの相対的貧困率は11.5%で、ひとり親世帯に限ると44.5%と半分近くが貧困状態にあることがわかりました。
(略)
計算すると、未婚のシングルマザー全体のうち約7.0%しか養育費を受け取れていないということです。

Yahoo!ニュース→ https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a504afd279cc3bc9d5cdffbece7c4005b26da9

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・子どもに親を選ばせることが起こり得る単独親権の問題
・ひとり親の収入が少ないという経済・社会の問題
・養育費の支払い義務が履行されないままとなる制度の問題

これらの問題のせいで、苦しむ子どもたち、親たちがどれほどいらっしゃることか。

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まずは、知ることから始めよう。
『当たり前』を疑うことから始めよう。

『個人の問題』として諦めたり、悲しみや怒りの感情に囚われたりせず、『社会の問題』としてみんなで解決できる世界を目指そう。

未来の子どもたちのために、大人がリベラルアーツを学ぶところから始めよう。

そんな想いで、コーチとして活動しています。

ネガティブな感情に囚われて辛い、という方のサポートもしています。

「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏

(*) 今回の記事は以下を参考にしました。


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▼御影石 千夏のプロフィール







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