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2021/5/22 「笑ってる」

「らおたん、笑ってる」と、私の叔母はよく言います。らおたんとは、トイプードルとチワワがミックスされた、10月25日生まれのワンちゃんですが。「どしたの、嬉しいの」と、まるで孫をあやすかのように話しかけるわけです。今日もまたうちに遊びに来て、たかいたかいをして、抱っこしながら部屋を探検し、そそくさと自宅へ帰っていきました。

従姉もまた同じように、「らおたん、笑ってるねぇ」と言うわけです。表情が豊かだって言うのです。

たしかにらおたんは、去勢手術の後うちへ来た時、どこか不安そうな顔を浮かべていて。誰か一人でも部屋から出ていくと、すぐドアの所へ駆け寄って、「早く戻ってきて」と願うかのように鳴いていたんです。今日はそんなことは一つもなく、鼻を地面につけてエサこぼれ探しに夢中になっていましたが。思い返してみると、やっぱりあの日は不安そうな表情だったなぁと再確認できました。

でも、どうしても、私には笑っているようには見えなくて。いつも、寂しそうな目してるなぁって思います。尻尾をぶんぶんに振っている時も、大ジャンプでソファに飛び込んでくる時も、いる人いる人の所を回って気前よく挨拶するときも。(できたわんこだなと、ここで毎回関心します)目の奥に抱えている悲しそうな表情が消えないのです。

でも、大事に育てる家族が言うんだから、笑ってるんだろうなって思うことにしています。いつか見られたらいいなぁとも、思っています。

時々会わせてもらえる私としてはそんな感じで。叔母と従姉はそうやって言うけれど、一緒に住む若旦那は「分からない」と言うそうです。

一般的には若旦那派の意見なのかなとも思うし、ワンちゃんを飼っている方々は叔母従姉派なのかなぁとも思います。(大きなくくりで言うと、生き物を飼っている方々。)若旦那も、らおたんと一緒に暮らす家族なので、家族の中でもまちまちみたいです。

優劣はないけれど、何が違うのかなって不思議です。

そうそう、「口角が上がってる」って言うのです。私の叔母と従姉たち。ご飯のいい匂いがするとか、お花の良い香りがするとか、そういう時に鼻をクンクンさせて上を向いているのは分かるんですが。口角が上がっているところを見れたことがない。悔しいです。

立って、お花と対面にしてるの可愛かったなぁって、こんな夜中に思い出してほっこりしています。穏やかな気分に浸ったままぐっすり眠れそうです。残念なことに明日は朝からアルバイトで、この気分から覚めてしまうのも早そうですが。

まぁ、とにかく。叔母とか従姉とか、私とか。「一般的」には「何言ってるの?」ってなるんだろうなって思って書いてみました。一般的がどこまで含むのやら。

テレビの中で海の生き物と会話している女性も、きっとこういうことなのでしょう。

一つ気がかりなのは、叔母や母や祖母や私が。らおたんと従姉が似ていると思っている。ということで。そこはちゃんと共通認識で。そうなるとちょっと心配になるわけです。

でも、らおたんが、みんなのことを笑わせてくれているのはたしかで。らおたん頼むよ、と私としては思っているし、私は私で、頑張ろうって改めて思いました。

とにかく今日は。

私たちの頭がおかしいのか、若旦那の目が腐りきっているのか、そのどちらかでしょう。

これが言いたくて、書いてしまったわけです。



またね👋

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