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創作大賞の最終選考に残れなかった感想文【今さら話】
noteの創作大賞2024の最終選考が発表されて1ヵ月ちょい。
今さら感はどうしても否めないが、感想文を書いてみる。
自分の記録のために、思いついたことをツラツラ書くので、まとまりがないのはご愛嬌!
note創作大賞2024の中間選考に通過した連絡をいただいたのが、9月中旬。応募したことさえすっかり忘れていたので、note運営からメールで連絡がきたときは「何事や……なんかあかんこと書いたっけな……どれや……」と、ざわざわした気持ちで怯えていた。「なんかあかんこと書いたっけな、どれや」と思っている時点で、どこか後ろめたいことを書いている記事があるという自覚はあるらしい。誰かに読まれるとまずいとか、そういうやつ。
開封してみると「あなたの書いた記事が、創作大賞の中間選考を通過したよ! チェックしてみてね!」とのこと。繰り返しになるが、通過するなんて思ってもいなかったので、応募したことなんて頭の片隅でも覚えていなかった私は、その内容を理解した瞬間「ふぇっっっっっっ!?!?!?!?!?」と、気持ち悪い声が出た。
ハッシュタグをつけるだけの簡単な応募方法だったので、過去に自分が書いた記事で周りに好評だった記事と、応募期間に書いた「これちょっとうまく書けたんじゃ?」と思えた記事にハッシュタグをつけた。数えてないし今から数えるのは面倒だから数えないけど、たぶん5~6記事ぐらい応募したと思う(曖昧)。
私が気になったのは、どの記事が選考に残ったのか、だった。
中間選考に残った記事一覧を見ていくと、エッセイ部門に私の名前があった。
うわ~~ほんまにあるやん~~と思いつつ、タイトルを見てまた声が出た。
「え、これ?」
選ばれた記事は、通過するなんて微塵も思っていなかった記事だった。これである。
私が書くエッセイって基本的にふざけた内容が多い……と思っている。
元彼とカラオケに行って、元彼がハッピーな恋愛ソングばかり歌うのになんかイラっとして、とびっきりの失恋ソング×2曲を披露したとか、私の白髪悩みに対して、母を通り越して50歳年上の祖母が「わかるわ~」と共感してくるとか。あまり自分で書いたエッセイを読み返さないが、読み返すとしたらふざけた内容が多いし、周りから「ワロタwww」と好評なのも、ふざけた記事だ。
にも関わらず、今回選ばれたのは真面目なやつだった。
他の通過作品もいくつか読んだけれど、真面目な記事が通りやすいのだろうか? 真面目というか、ちょっとしんみりするやつというか。
そして同じエッセイ部門で通過した、他の人たちの記事もいくつか読んだ。やっぱり読みたくなるのって、タイトルが大事だなぁと思った次第。タイトルで惹きつけられないと、書いている人が著名な人じゃない限り読む気にならない。通過した私の記事のタイトルは、惹きつけられるものだったかなー、もっとインパクトのあるタイトルも考えられたんじゃないかなー、と一人反省会もした。
通過している人のなかには有名な人もいて「ずるい!!!!!!!」と思ったのはここだけの話。条件一緒で応募も選考もしているはずだから、何もずるくないのはわかっている。
そして私の友人も通過していた。何様のつもりやって話なのだが、この友人に文章の書き方を教えたのは私なので、自分のことのようにめちゃくちゃ嬉しかった。
通過するとは思ってなかったものの、通過したらしたで夢を見るようになってしまった。
大賞とったら、夢の作家デビューやん! タイトル何にしよう……どんなエッセイ書こうかな……とか。夢は膨らみまくって、最終的には授賞式でする挨拶まで脳内で考えていた。9月だったのに、脳内は春顔負けのピンク花畑だった。せめて入賞して、その後の懇親会に参加したいなグフフ……と考えていた。最終結果が発表されるまでの1ヵ月間、ここ数年でなかったくらいのハッピー妄想で脳内がいっぱいになっていた(どんな状態)。
しかし待てど暮らせど連絡はこず、いつの間にか最終結果がnoteで発表されていた。夢、破れたり。
いや、そりゃそうよ。
毎年気合い入れて参加している人がいるのに、応募したことさえ忘れていたぽっと出の奴が大賞獲れるほど甘くないだろ。審査メディア、超大手ばっかりよ????
ただ、1ヵ月間「もしかしたら」と夢が見られた。エッセイの商業出版、もしかしたらできるのかも……? と思えてしまった。エッセイでご飯を食べるのも、エッセイで1冊出版するのもめちゃくちゃ難しいと知っていたからこそ、自分が少しだけでもそれができる可能性に近づいていたことが、ちょーーーーーーーーっとだけすごいんじゃないかと思ってしまった。
結果、私は今も変わらず、関西のどこかに転がっている普通の御年33歳女です。棚ぼたでエッセイストを名乗れる可能性はあったけど、そんな甘い奴はやっぱり神は見ているのか、なれませんでした。
来年も創作大賞があるならば、ハッシュタグをつけるだけっていう変わらぬ応募方法ならば、たぶん参加すると思う。
でも、私には他にもやりたいことがたくさんあるので、創作大賞のために記事を書くことはしないと思う。
面白いとか、何か残したいとか、気付いたこととか、そういうことを今まで通りにツラツラと書いていく。それが結果的に誰かに「イイネ」と思ってもらえればいいと思う(noteだから「スキ」か)。
やっぱりまとまりのない感想文になったけど、次はちゃんとエッセイと呼べるものを更新したいなぁ。原稿書こーっと。