家族のかたち　#読書の秋2020

私にとって家族とは
父や母、歳の離れた兄、私と瓜二つの双子の姉
私と血の繋がった人たちだ。

その姉が今年の初めに結婚して実家を出た。
新しい家族を作ったのだ。

当たり前の事だけど
私たちは血の繋がらない人と
家族になるのだ。


〜「昨夜のカレー、明日のパン」を読んで〜


この物語は「家族」の物語だと思う。
しかし、主な登場人物は
テツコ、ギフ、岩田さん、ムムム、師匠、小学生の女の子、など
ほとんどが血の繋がらない人たちだ。

今は亡き一樹を中心にした
ばらばらの人たちが

一つ屋根の下で暮らしたり
惣菜屋を始めたり
山登りをしたり
ともにお墓へ行ったり。

自分じゃない誰かのことを
一生懸命に考える。
時には血の繋がらない誰かのために行動して
見返りは求めない。

2013年発売の書籍だけど
とても今っぽいというか
これから先の未来に必要なものが
この本には詰まっていると思った。

現代使われている家族という言葉の定義とは
違うだろうけど
これが「家族」なのかもしれない。



ikuetty



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