伝わらなさ

HSPの人は共感力の高さゆえに、言いたい事や気持ちが伝わらない、なんて事が割とあります。

勿論これは説明やお喋りの得意不得意あるけれど、
当たり前だけど生まれながらにこの気質だと知っていた訳でないので、何となく人と違う気はするんだけど、どうして他人は私と同じように察してくれないのか?意地悪なだけなんじゃ無いか?なんて事も子供ながらに思っていたものです。

自分は人の気持ちが察せるから、説明が下手な子でも何が言いたいか分かったりしてしまうので、自分の気持ちの伝わらなさがもどかしくて仕方ありませんでした。なんで伝わらないの?親にすら。

子供の頃は特にそういう気持ちがあったな。
周りの子供がガサツで子供じみてて(子供なんだけど)、馴染めませんでした。
ちなみに幼稚園はあまりに辛すぎて中退しています。私を子供扱いする先生も大嫌いでした。

今思えばね、なんて変な子だろうと思いますよ。
でもね、当時は子供ならではの可愛らしい失敗であっても、大人から「あらあらかわいいわね」という態度でクスッと笑われる事が耐え難い羞恥だったのを未だに覚えていますよ。

そうじゃ無い子がいるのが信じられないくらいです。子供にだってプライドがある。とにかく真面目だった私はそんな事でチョケル子供も大嫌いでしたし、相当面倒くさい子供だったと思います。

真面目な思いや行動を正当に評価されてこなかった。幼稚園というはじめての社会勉強の場でも、家庭の中でも。わかってもらえなかった。
いや、、親には未だに何も伝わらないので、これは親側がアスペルガーとか発達障害とか何かしらあるのかな、とも思うのですが。

そうであったなら尚更、HSPの私にとって最悪の相性の人に囲まれた環境で育ったもんですから、そりゃあ自己肯定感も低くなるという物です。

ただでさえHSPは自己肯定感が低いとよく言われますが、その中でもなかなかだと思っています。

HSPらしさ、良い意味での、そういうのも沢山あるのに。

今40を過ぎて、なかなかここからの修正は正直難しいと思っていますが、自分の良い面を見て、自分自身を認めてあげたい。

優しいものに触れて、綺麗なものに感動して、心穏やかに暮らしていきたいです。
心の支えや、これからもっと歳をとれば身体的な支えもきっと必要。

いまは将来が不安で仕方ないですよ。