辿ったつもりは全くないのに、気づいたら親と同じ業界で挑戦してたとか、意図せずいつの間にか親と同じ趣味が生き甲斐になってたとか、 そんなちらっと光る奇跡みたいな遺伝を見ると、すごく羨ましかった。 いつまでも憎んでいたいムカつく父と、自分を反面教師にしろと口酸っぱく言ってきた母、2人から私はそんな遺伝もらってないから。 2年の構想を経て、いいえサボり期間を経て、ZINEを初めて作った。 1番ワクワクしたのは紙や製本糸など、「手触り」を選ぶ時間。長野にある印刷工場に、朝イチの高
最近「リボン」が可愛い。 たぶん、好きな図形はなに?って今聞かれたら、「ちょっとトリッキーだけど言わせて。まるとか三角とか答えたいけど、いまはがち「リボン」だな」って答えそうなくらい、リボンに惹かれるこの頃。 ピアスの穴を開けて初めて買ったピアスも、その次に買った大ぶりのピアスも、リボンを選んでた。フリフリのリボンが沢山ついた服を着て、ネイルには髪の毛を触ると引っかかる凸凹のガーリーなリボンつけてもらって。 なんだか2割増で「女の子」になった気分。 なんでリボンの虜にな
渋谷の街に出たら ふわっと知ってる匂いで一瞬いっぱいになって なんだこれって必死に探したら あった 給食の匂い でっっかい鍋で炊いたごはんと バランス満点のおかずたち 4時間目が終わる頃に廊下に運ばれてくる あの匂い 渋谷でこんなアットホームすぎる匂いを嗅げるなんて、結構うれしかったな いつも思う 渋谷の駅のホームらへんってほんのり涼しい 巨大な完全に仕切られてないこんな空間を 涼めてくれてるのは、 きっと給食作る鍋ばりの大きさのファンと その裏のたくさんの白三角巾
バイト先のカフェによくくるお母さんと男の子。 めちゃくちゃ態度悪い男の子と、彼に無関心なお母さん。 来ると、うわって思う親子。 今日も、うわって思って出迎えた。 男の子は好きな席に座れないと不機嫌になって地団駄踏んじゃって、 料理が来るまでの「まだ?」って聞いてくる、 こっちがぐっと踏ん張らなきゃいけなくなる親子。 なのに、 今日は、料理に時間かかっても、その間勉強して待ってて、駄々をこねずに可愛くお母さんにお願いしてて、すっごく成長を感じた。 会わない間にちょっと