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好きな図形:リボン

最近「リボン」が可愛い。

たぶん、好きな図形はなに?って今聞かれたら、「ちょっとトリッキーだけど言わせて。まるとか三角とか答えたいけど、いまはがち「リボン」だな」って答えそうなくらい、リボンに惹かれるこの頃。

ピアスの穴を開けて初めて買ったピアスも、その次に買った大ぶりのピアスも、リボンを選んでた。フリフリのリボンが沢山ついた服を着て、ネイルには髪の毛を触ると引っかかる凸凹のガーリーなリボンつけてもらって。
なんだか2割増で「女の子」になった気分。

なんでリボンの虜になったのか、考えてもなかったけど、読んでたエッセイに出てきた。

「リボンをかけてもらうと、なにやら新しいことが始まる気がする。リボンは、いくつになっても最強」

『毎日がこれっきり』 ー 木皿泉

リボンをつけてもらう時、
それは誰かへの贈り物で

リボンを解く時、
それは誰かからの贈り物。


リボンをかけてもらうと、その箱は急によそ者の雰囲気を醸し出して、中身へのハードルをちょっぴり上げる。

リボンを解く動きは、中身と詰まった想いへのワクワクの時間をほんの少し延ばして、イイ「振り」の役割を果たす。


リボンを纏った私は、たぶん誰かへの想いや愛がぎゅっと詰まってる私で、
贈り物になった私はきっといつもよりちょっぴりだけ、ガーリーでいられそう。

私は私でしかないけど、
本当は誰にどう思われるかなんて気にしねえって堂々としてるのがかっこいいな、なんて思うけど、

でもちょっとだけ、誰かの愛らしい存在でありたいとか、誰かの女の子でありたいとか、そんなわがままな欲を、リボンが回収してくれる。(と願ってる)


こんなこと書いてたら
食べ終わったポテチの袋で、友達がリボン作って可愛いのできたって、贈ってくれた。



色々考えてはみたけど、
ちょっとご縁を感じるリボンに
理由なく、どうしようもなく惹かれてるみたい。
好きって一周回って、きっとそういうもん。

うん、シンプルにリボンはやっぱりそれ自体で可愛い。だからその愛らしさに委ねて、
自分に、きゅっ、っとよそ行きの可愛さを纏ってみる。

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