本よみ日記7
8.18水
朝から梨木香歩、師岡カリーマ・エルサムニー『私たちの星で』を読む。読了。読み始めた途中から家の本棚に迎えたいと思う本だった。
違う文化を拒絶せず黙って受け入れた経験を、たくさん持てば持つほど、ひとの「寛容」はどんどん鍛え抜かれていき、そのことがきっと、私たちを「同んなじ」家族(趣味嗜好が違うおじいさん世代、孫世代が互いに干渉しない、でも互いの存在は認めている、という理想の)にする、という観測は、あまりにもナイーブな楽観主義でしょうか。『私たちの星で』
個人、国、旅先のこと、美味しそうなエジプト料理、読んだ本、見た映像など、書簡集ゆえの話題の多さだが、ひとつひとつゆっくり、何度でも味わいたいと思う二人のやりとりだった。
買い出し前に図書館へ予約した本を受け取りに行く。武田百合子『あの頃』、荒川洋治『日記をつける』、小川糸『キラキラ共和国』。荒川さんの本は見ていた装丁と違うが同じ本だろうか。急な大雨に遭うが、ビニール袋に念のため入れておいたので、無事に濡らさず帰ってこれた。
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