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株式会社フジイコーポレーション創業のごあいさつ
この度、藤井、涌嶋、小村の3名が創業者として、新会社「株式会社フジイコーポレーション」を設立いたしました。真ん中の女性は総務の平崎です。
「フジイコーポレーション」という社名。一見「昔ながらの企業のようだ」と、感じませんでしたか?
まさにその通りで、全国的に歴史ある企業には苗字が入っていることが多いですよね。
私たちも「100年でも続く伝統ある企業にしていきたい」という願いと、「自分たちの生き方や意志や姿勢が表れる会社にしたい」という覚悟を込めて、このように名づけました。
また、嬉しいことにチームの皆から「いつも身近で気軽に声をかけられる、そんな藤井さんの人柄、姿勢を社名にするのはどうか?」という提案もあり、代表して私の名前を社名にしました。
これまでの「健康経営支援事業」をさらに発展させ、もっと地域に根づいて多角化しながら”働く人”を支援する事業を展開したい…その想いから創業した会社です。
経営理念は「働く人とともに」。
働く人に寄り添い、手と手を取り合うイメージで会社のロゴを作成しました。
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ロゴカラーには、とある企業へのリスペクトから“ワインレッド”を選びました。
その企業は大手ゼネコンの中でも、唯一の非上場企業。ともにお仕事をさせていただく中で、経営理念や現場管理者の業務に対する姿勢にとても魅力を感じました。
また、赤は情熱や想いといった中身を表現できる色でもあり、弊社のイメージカラーにぴったりの色と感じています。
現在、オフィスは宍道湖畔に位置する松江ニューアーバンホテルのワーキングスペース「enun(縁雲)」の一角にかまえています。
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2階にはレンタルオフィスやミーティングルーム、3階にはコワーキングスペースやテレフォンスペース、研修会スペースもございます。共有スペースの多様な使い方ができることも、この「enun」の魅力のひとつです。
今回の記事では現在私たちが取り組んでいる事業、そしてこれからの構想について書いていきたいと思います。
からだ、こころ、生活習慣…あらゆる面から企業の経営をサポート
私は企業の経営者・社員とともに「健康経営支援事業」を構築し、試行錯誤の中で独自のサービスを作成しました。
健康という目に見えづらいものを可視化して周囲と共有し、集団の力で一人ひとりの行動変容を促していくことを大事にしています。
サービス名を「みんなの右腕」に変更し、これまでのフィジカル面にとどまらず、経営者や社員を含め、誰もが身近で気軽に健康サポートを受けられるワンストップサービスの提供に向けて準備を進めています。
以下の支援を通じ、会社の「右腕」としてさらに幅広いサポートを実施していきたいと考えています。
作業・理学療法士による身体(フィジカル)面の支援
産業医・精神科医による精神(メンタル)面の支援
医療専門職チームによる生活習慣(食事、睡眠など)の改善支援
ボランティアナースによるビジネスケアラー(働きながら家族の介護をする人)の支援
島根県の医療専門職チームによる社員向けのよろず相談と経営者向けのコーチング
保健師によるストレスチェック、ストレスチェック後カウンセリング
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健康経営を実現するためのワンストップサービスとして、6つの事業を構想しています。
この6つのサービスは、企業と働く人々が健康で持続可能な環境を築くため、包括的かつ効果的なサポートを提供することを目指しています。
生活習慣の改善支援について
実は、作業療法士は「生活の専門家」と呼ばれるほど食事・運動・睡眠といった生活習慣に関する知見も持っているんです。
支援にあたっては、企業の課題に応じて可視化ツールとワークショップを組み合わせます。
例えば、とある企業からは「食事の課題に対するアプローチを模索したい」という依頼を受け、若年層の社員を対象としたワークショップを行いました。
食事のバランス、食べ方、過食の程度、3食のリズム…そういった一つひとつを点数化し、「食行動」を可視化し、それについてグループで話し合うというワークショップです。
全国規模の建設業では現場が変わるたびに社員が単身赴任することがあり、栄養バランスのとれた食事を自分で管理することが難しいという状況がしばしば起こります。
食事が乱れるとそれによって労働環境にストレスを感じるようになり、「仕事がキツい」という気持ちのあらわれからメンタル面の不調も出てきがちになります。こうしたことが、若年層の離職にもつながります。
その建設系の会社では、ワークショップ後に
夜寝る2時間前の食事をやめること
食事に野菜を取り入れる
規則正しい食事のリズムを取り入れる
といった健康行動を実践し、従業員の体脂肪率の減少という成果につながりました。
こうした従業員の健康支援サービスを総合的に提供することによって、経営者と社員、双方にとってより良い健康経営の形に近づくことができると考えています。
仕事と介護、その両立で疲弊する「ビジネスケアラー」を支えたい
また、これから取りかかっていきたいと考えている、とある事業があります。
それは仕事をしながら難病や加齢などで介護を必要とする家族を支える「ビジネスケアラー」の方々の支援です。
こうした方々は突発的な家庭の事情で会社を欠勤せざるを得ないことが多く、その社会的損失額は日本全体で年間9兆円にのぼると言われています。ビジネスケアラーの支援は大きな社会的課題だと捉えています。
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たとえば、難病を抱える家族が入院中に一時外泊をする際、家族以外にそのお世話を担える人がいない状況があります。
そういった時に自宅に訪問看護師の派遣をお願いできたらいいのですが、残念ながら現在の医療保険・介護保険制度では保険適用にはならず、全額自費でまかなわなければなりません。
そこで、私が今構想を組み立てているのが、退職した看護師でチーム(ボランティアナース)を組み、ご家族のケアに自宅に入る有償ボランティアの事業です。急に家族の介護が必要となった時に、ビジネスケアラー本人に代わり自宅でのケアを行います。
ありがたいことに、「松江市の未来のために」とこの事業に協力してくださる方もあらわれ、ゆくゆくはボランティアナースステーションとなる拠点まで持っていきたいと考えています。
その拠点施設では看護ステーション機能のほかにも、「働くママさん応援拠点」として子ども食堂や託児機能をそなえたスポーツジムを併設したいとも考えています。
妄想は自由ですよね...笑
日々の仕事と生活を両立する忙しさの中、毎日頑張っている女性たちを応援する…あくまでまだ構想段階ですが、コンセプトをしっかり持った拠点づくりを目指したいです。
まずは私たちを信頼して仕事を依頼してくださる目の前のクライアントに精一杯向き合い、一つひとつの経験を積み重ねていく所存です。
働く人が陥りやすい健康課題に対する幅広いサービスを提供し、「フジイコーポレーションに相談すれば解決してくれる」と地域で信頼・信用される企業を目指しています。
働く人と共にあり、「仕事・生活支援の窓口」として、これからも一層の努力を重ねていきたいと思います。
これからもご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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