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#23 ジャック・バウアーになるまで

【前回の内容】↓

奇跡的にもしつけ教室は自宅からすごく近い所にあり
なんならよく目の前を通っていたから驚いた。
ここが聖地「しつけ教室」だったなんて…

しかも、出迎えてくださったトレーナーの皆さんは
とても穏やかで優しく
なんでも包み込んでくださるような
素敵な方々ではないか。
(包容力:生春巻のライスペーパーのように柔らか)

言葉では言えない
でも感覚でわかった
あ、ここでなにかが変わるんだって

さっそくだがボナムの問題行動や
今悩んでいる現状を伝えた。

【問題点】
・人が視界から消えると来るまで吠える
・夜泣きする
・後追い
・トイレトレーニングが出来ていない
・ストレスからか手足を異常に舐める

問題点を熱弁するあまり
身振り手振りの劇団四季のようになってしまっても
「それは大変だったでしょ〜」と
優しく話を聞いてくださった。

育犬ノイローゼというのは
誰かに相談できずに悩み、ストレスが溜まるという
傾向がある。
話を聞いてくださるだけでも私には
大変デトックスになったのだが
横を見ると、それ以上に魂が洗われて
なにか浄化されている旦那が居た(まるで成仏w

結論からいうと、
ボナムは分離不安の初〜中期症状にいるとのことだった。
以前いた環境から分離不安の症状があったのだが
新しい環境になってさらに適応できず
不安状態になっているというのだ。
この状態になると素人レベルで直すのは難しく
クレートトレーニングを徹底しても
3〜4ヶ月かかると言われた。

「3〜4ヶ月…」
白目をむく旦那の体から魂が浮かび上がるのが見える

「でも私達に任せてもらえれば1ヶ月で完璧に分離不安を取り除き、完璧な状態にすることができます」

その一言が私達には救いだった。
もう嘘でもよい、
なにかにすがらせてくれという気持ちであり
この要求吠えから逃げられるのであれば
なんでもします、神様状態だったので

「お願いします!!」と私は即答した。

これで、ボナムを救える!!!
ヒステリックな旦那も救える!!!
私も救われる。。。

トレーナーの方々から後光が指すのが見える
のちに、このトレーナーの方々を私は
師匠と呼ぶことになるのだが
人の感情とは不思議なもので
頼れるんだと思った瞬間から、不安が消えた。

ボナムを1ヶ月しつけ教室に預けることが決まった。
すぐにでも預けたかったのだが
狂犬病のワクチンを摂取していなかったので
預けるには2週間後となった。

「2週間、お二人にはやってもらいたいことがあります!!!」

おう!なんでも言ってください!
師匠よ!
あたくしなんでもやります!
とう鼻息を荒げながら

「なんでしょう!?(フンガッフンガッ」と聞くと

「2週間、2〜3時間クレートに入れて
 10分間出してトイレをさせて、
 またクレートに入れるということを

24時間してください


ん…


ん…!?24時間だと!?

一瞬にして自分の顔が
ジャック・バウアーと化したーーー。

サポートしていただきありがとうございます!サポートは全てボナム(愛犬)に還元しようと思います^^