学校公開デー(土曜参観)
こんばんは。
ここ数日、何かとバタバタしていたので…更新が滞ってしまいました。
さて、先週の土曜日が『学校公開デー』でした。
土曜参観です。
私自身も学校で勤務をはじめてから、ちょうど勤務日に授業参観が重なることが多く、しっかりと授業を見に行くことができていませんでした。
その中での、土曜参観。ありがたいです。
コロナの影響で今まで参観する人数も時間も制限されていたのですが、今年度あたりからその制限もなく、自由に参観できるようになりました。
ようやく平常が戻りつつあります。
ということで、今回は近所に住んでいる私の両親にも声をかけて見に来てもらいました。
私は、参観日はどうしても・・・
① 母親目線
② 療育目線
③ 学校の先生目線
になってしまいます(笑)そして、分析してしまいます(;^_^A
息子(3年生)の様子
息子は、書写・書写・外国語でした。
授業参観で書写って珍しいなぁと思いながら、見学。
先生、2学期にお願いした『視覚支援』実践してくれていました!!
・机の上の準備物の写真を撮ってスクリーンに表示
「机の上に、前の画面を参考に準備しましょう。」
と話しただけで、みんなササッと準備。
息子もいちいち個別に説明しなくても、画面を見ながら息子なりに動いていました。
ADHDで注意散漫な息子は、口頭で説明されても聞いていないことが多く、みんなが準備していても、別のことに集中してしまい、気づいたときには一歩遅れているということが多々あったようです。
息子なりに、ヤバイ。と思ったら、周りを見て、お友達に聞いて準備をしていたようですが、追いつかないことも多く、先生が付きっきりになることもあったようです。
「〇くん(息子)だけに付くわけにもいかず・・・他のお子さんもできない子もいまして・・・」
と仰っていたので、
「先生、付きっきりにならなくても、視覚支援で全て解決できますよ。先生が楽になる方法をぜひ採用してください。」
とお伝えさせて頂きました。
先生は、もう3年生なのだから・・・言っただけでできて当たり前。という考えがあったようなのですが、
「先生、私今高校1年生~3年生まで教えていますが、高校生でも視覚支援は必ずしています。視覚支援をすることで、生徒たちも分かってくれるし、何より私たち先生が楽に授業できます。」
と話しました。
授業参観中、先生がいちいち1人1人に回らなくても、ほぼ準備ができて、次の行動に入るのも早かったです。
ただ、息子・・・次の課題が。
書写の説明中、手を動かさないと落ち着かない。。。
ADHDあるある。
目に入ったものをとにかく触る。この時は筆。
手が常に動いている(;^_^A
なので、黒板に書かれたことを見落としたり、集中していないので、聞き逃したりはあったと思います。
そこの支援は考えて行かないとなぁと思いながら、チェック。
ただ、自分が行動するときはしっかりと動けていました!!
することがあると、しっかりとみんなについていけるんだなぁと。
なので、外国語の時間はグループ活動だったのですが、しっかり自分の意見も出して、取り組めていました。
休み時間は、10分休みだろうが、20分休みだろうが、とにかく運動場に出て、ドッジボールしていました(笑)
娘(5年生)の様子
娘は、国語・体育・学活でした。
彼女にも特性はありますが、何だろう。この安心感(笑)
息子を見学しているときは、何かやらかさないか、先生の話を聞いていないのではないか、等・・・ヒヤヒヤしながら見ているのですが、娘はそのヒヤヒヤは、ほぼなし(笑)安心して見学ができました(笑)
国語は辞書で調べながら言葉を作る授業。
娘はとにかく本を読むことが大好きで、言葉の意味が分からないときは、低学年の頃から辞書で調べることができていました。
お誕生日プレゼントに辞書を買ってもらったという子です(笑)
なので、辞書で調べることはサクサクできていました。
ただ、やはり少しASDならではの特性も見られました。
体育はバレーボール。
ボールの扱いは少し不器用でした。
ASDあるあるなのか、そもそも運動が苦手なので、その影響か…
でも、彼女なりに必死に頑張っていたので、問題なしです。
ただ、療育で作業療法や理学療法等もしてもらっているので、不器用さについての療育は必要かなと思いました。
学活はグループ内でディベートして、答えを出す授業。
息子はグループ活動が得意な反面、娘はグループ活動は苦手…
昔はなかなか話もできなかったのですが、5年生の今は自分の意見もしっかり話し、相手の意見も聞くことができていました。
ただ、こだわりが少し発動して・・・自分の意見を曲げない面があったり、相手もなかなかのこだわりっぷりで(笑)熱く自分の意見を語っていたので、疲れ果てたのか(笑)聞く態度が少し崩れてしまう面がありました。
耐えられなかったか・・・
と思いつつも、彼女にとってはグループ活動ができただけでも◎です。
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あれもこれもできて当たり前
と思って、周りの子と見比べて見てしまうと、特性あるなし関係なく、悪い面ばかり目がいってしまいますが、合理的配慮(息子の場合は基礎的環境整備ですね!)を受けつつも、前はできていなかったけれど、今はここまでできた!!と思って見るだけで、すごく成長を感じることができました。
息子の場合、1年生の時は突然立ち上がったり、歩いたり(息子だけではなかったので、あまり目立たなかったですが(笑))、息子も娘も私の姿が見えなくなったら不安になったりしていたようですが、今回は全くなく、自然な姿で授業を受けていたと思います。
成長したなぁ~と思えただけでも、とてもいい授業参観でした。
って分析をしている時点で、やはり職業病です(;^_^A
でも、せっかく分析したので(笑)今日デイの先生にもレポートして、共有しました。
デイでは、この困りごとの部分をそれぞれに合わせて療育していきます。
そして、学校など他の場所では困らないようにすることがデイでの目的。
少しでも困りごとを減らして、学校生活が送れるようになるといいなと思います。