見える景色
こどもと話していると世界の見え方が自分と違っていて驚くことがある。
今朝は、1枚だけ外に干してあった私のブラウスが風に翻弄されているのを見て
「みてみて、おかあさんのお洋服おどってるよ。楽しそうだね」
と言っていた。
その前には、車から外を見て、土手沿いに続く長い葦の葉が風で一斉に揺れる様子を
「わー、みんなで音楽にのってるね」
と言っていた。確かに車内には音楽が流れていたし、葉が一斉に揺れるさまはライブの観客の動きのようだった。
私が見慣れ過ぎて景色とも思っていないような日常が、子どもたちの目には違う形で映っていることがおもしろい。そしてこどもたち自身の目で見た世界を教えてもらえることがとてもうれしい。
日常のちょっとした言葉はすぐに忘れてしまうから、書き残しておきたい。