今年度もオレンジカフェ開催しました!
こんにちは!
弟子屈町で地域おこし協力隊をしているいきながです😊
私のnoteは全て私の体験をもとにした主観で成り立っています。
弟子屈町に来て、体験したことを通して、感じたり気づいたりしたことを綴っています。
そのため、事実と異なるものもあるかもしれません。
もし情報として間違ってるものがありましたら、コメント等で教えていただけると有難いです🍀
オレンジカフェは認知症カフェとも呼ばれています。
認知症の人とその家族だけでなく、地域の住民、介護や医療の専門職など誰もが参加できる場のことを指しています。
定期的に集まり、お茶を飲みながら話をしたり相談をしたりすることで交流を深められます。
弟子屈町では、お茶を飲みながらではなく、
今年は昨年度好評だった認知症に関連する映画を2本放映予定になっています。
映画鑑賞後、参加者で語らいの時間を設けています。
今回はその1本目。
「僕とケアニンと島のおばあちゃんたちと。」という映画でした。
鹿児島港からフェリーで12時間、島民わずか100人ほどが生活するトカラ列島の宝島が舞台です。
完全ドキュメンタリーで、地域おこし協力隊として赴任した介護経験ゼロの若者が半年でどのように島の方々と関わって成長していくのかを描いています。
美しい島と物のない世界。
幸せとは?
風習や伝統がどのように人の生活に影響を与えているか?
医師がいない、介護や医療の手薄な地域で最期の時を生きるとは?
弟子屈町も宝島ほどではなくても医療や介護は決して手厚いとは言えない町です。
その中でも、すみ慣れた場所で生き続けるために必要なことは?
を考えさせてくれる映画でした。
映画の中ででてきた
「介護は経験や知識より人を想う力が大切」
その言葉が、語らいの場でもたくさんの人に響いていたことがわかりました。
家族でも地域の介護素人の人でも、その人を想い行動することで、認知症でも住み慣れた場所で生活しやすくなっていく。
認知症だから、人の迷惑になるから、で、住みにくくなる町でなくなってほしいなと。
そのためには、遠慮せずお互い助けてが言える関係作りが大事になるなという話になりました。
地域おこし協力隊として介護経験ゼロで始めた青年も半年後には島の住民として、認めてもらいたいと試行錯誤しながら精一杯生きる姿はとても学ぶところがありました。
100人あまりと少ないことは決してデメリットばかりではないことを学びました。
弟子屈町も6000人ほどの町で、人と関わらなくてもなんとかなるギリギリの人口なのだと思います。
100人ほどだと、島のこと全てが我が事として考えられるけど、6000人だと誰かがやってくれると思える。
身近な人とだけでも何かしらで繋がって、SOSが出せる環境になれたらなと改めて強く思いました。
自治会の機能も地域差があり、全く機能していない地域もあると知りました。
若い人と高齢者がつながる機会も少ない。
残り1年半。
このような地域課題に地域おこし協力隊としての自分で何ができるのか?
少し模索してみようと思いました。
正直、自分自身の生計を立てられる仕事を作っていかなければいけない時期になってはいますが。
少しでも地域が繋がったり、交流したりできる動きのきっかけをつくることができたらと思っています🍀
自治会や学校等、いろんな場所の橋渡しができていけるといいなと思った時間でした。