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子供は言えて、大人になったら言えなくなる言葉。
言葉が未熟な子供が言えるのに、言葉の発達した大人が言えない言葉があるなんて不思議。
その言葉とは、ずばりこちら。
「分かりません」
これが大人になると言えない人が増えるそう。
確かに、「分からない=大人にのに知らないなんてかっこ悪い」というような気持ちになるのでしょうか。
私は自分が統括する数十人規模の拠点の採用は、全員自分で採用した人材でしたが、素直に分からないことが分からないと言える人なのかどうか。
これは一つ確認するポイントでした。
(結果的に、多くのメンバーが強みを持って活躍し、それぞれの担当領域で私を超えてくれたことが何よりの自分の成果です。)
経験上、仕事でこれが言えない人は、失敗の正当化や他責、虚偽の報告などが多い気がする。
分からない、という気づきこそ成長のきっかけなのに、もったいない。。
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これを書きたいと思ったきっかけは、オバマ元大統領の妻、ミシェル・オバマの著書「マイ・ストーリー」を読んで。
改めて、あれもこれも「分からない」状態の子供からの「質問」に、しっかり向き合える大人になりたい!と感じたから。
ミシェル・オバマは、幼少期から親にとてもたくさん質問をしていたようです。答えがあるもの、ないもの関係なく。
それに、親がしっかり向き合って回答してくれたという。薬物や性的な部分での質問にも、親はしっかりと自分なりに回答してくれたと。
私の場合、まだ娘が幼く会話はできません。しかし、私自身親に理由なく怒られたり、理由を説明してくれず納得できずに反抗したり。
小学生のころから、そういう子でした。
あの時、私の「なぜ?」にもっと向き合って欲しかったなあと少し思いますが、過去には戻れません。なので私は、娘のあらゆる「分からない」「なぜ?」に対して、真剣に向き合っていきたいと感じています。
「分からない」からこそ「なぜ?」が生まれる。「なぜ?」と言える人に相手は興味を持つ。
最後に、大人になっても目をキラキラさせて「えーなんでですかー?」などと、たくさん質問できる人は魅力的に映ります。
そして、私自身自分の仕事(人材育成、事業戦略の検討~実行、営業同行など)やっている中で、「なんでそうするんですか?」と聞いてくれる人にはついついいろいろと話をしてしまう。そのコミュニケーションの中から、強い信頼関係を築けた人もいるように思います。
そして、私自身も上司や経営者の方々には散々「何でですか?」と質問させてもらい、その都度非常に良いお話をいただいて今があります。
子供は、聖人である必要はないと思います。たくさんのことに興味をもって、たくさん身近な大人に質問してほしい。
最後に、今の私自身は子育てを通じて毎日正解も見えず「分からない」ことだらけです。。
大人になると、「分からない」ことも意識していないと遭遇できません。
そういう意味で、やはり子育ては自分育て、なんだなと感じます。
これから歳を重ねても「分からない」ことと向き合い続けることで、成長し続ける人間でありたい。