◆松岡和子訳『タイタス・アンドロニカス シェイクスピア全集』ちくま文庫
こんばんは。
1人シェイクスピア月間13作目、『タイタス・アンドロニカス』。
内容を少しでも知っていたら、もはや読まなかったのではないか、と思えるほどに私にとっては衝撃的な作品で、途中、読むのが辛く、薄目で読んでしまうほどでした。
なぜ、シェイクスピアはこの作品を作りたかったのだろうか…。そのことが気になり、あとがき、解説まで読み進めました。
しかし、今日の私が読み取れたのは、1590年代、シェイクスピア初期の作品ということと、時代の要求したグロテスクな見世物への渇望を満たす要素が含まれているということぐらいでした。
言葉を読んで、自ら想像するよりも、舞台を見たほうが実際は恐怖が和らぐかもしれないな、と思った作品でもありました。
楽しい作品がお好きという方には少し厳しいお話かと思いました。
良い明日をお迎え下さい。
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