2人でお出かけするときは、お気に入りの場所へ行くと決めてしまった件

東京出身の私は、東京をお散歩するのが大好きです。今は便利な世の中だから地図を片手に自分がどこにいるのかわかるので、お散歩を楽しんでいます。ただ、ひたすら歩く。一駅分歩く、目的地まで歩く、少し迷子になる、写真を撮るわけでもなく、お散歩に全神経を集中するんです。SNSからも離れられて、頭もスッキリするので、一石二鳥で得した気分になります。

一方で、地方から上京した夫は東京生活は、4年目。行ったことがないところばかりだと聞いていたので、すぐに張り切ってしまう私は「東京を案内しよう」と鼻息荒く、「どこへ行きたいの？」と尋ねると、夫は無言に。

私は悟った。夫は、新しい場所へ行くことが得意でない。同じ場所を深掘りしていくタイプなのだと。私と出会う前は、住みはじめた街の中だけで行動していたと聞いて、「何が楽しいの？」なんて思ってしまいました。食事に行く時も、決まったお店ばかり。

だけど、自分と価値観が違う夫を大好きになってしまったのだから、これは私が努力すればいいこと。私がデートしたい場所を決めて、楽しいと思ってもらえればいいんだと腹を括ったのです。

都内の大型商業施設はある程度制覇し、そろそろネタが切れてきた頃に、夫が行って楽しかった場所を聞いてみたところ、「人があまりいなかった、丸の内中通り辺り」とのこと。そうね、1番楽しそうにしていたよね。。。

都内で人混みが少ないところを探すのが容易ではない。平日お出かけできればいいが、そうはいかない。土日となればどこも人で溢れている。そうなると、デートで行く場所はある程度決まってきてしまうことに。

しかし、街を深掘りしたり、お気に入りの場所があるのは、気分が良いことに気づくのです。今までは、「今週はここ」「来月はこの辺りかな」と新しい場所を探し続けてきましたが、気分が整う場所、そんなところでゆったり過ごすのも、新しい東京の楽しみなのかなと思いはじめてます。

転勤もある夫なので、今後は東京以外の街で暮らすことも。その時は、私がその街を深掘りして、楽しむことができるのかもしれません。いつまでも、自分自身の考え方だけに縛られずに、良いところは吸収しながら、自分なりに楽しめていけたらいいな、いいよなー。笑

ちなみに、都内以外でお気に入りの場所は「由比ヶ浜」です。夫は、海が苦手だったのですが、由比ヶ浜に連れて行った時に、心地良かったそうです。自分が案内した場所を気に入ってもらえるのは気分がいいですよね。仕事で企画が通った並に喜んでしまいました。

お気に入りの場所を決めてしまうのも、悪くないですね。