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Red Hot Chili Peppers の『Blood Sugar Sex Magik』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

今回はRed Hot Chili Peppers の『Blood Sugar Sex Magik』を聴いてみた編をお届けします。

ハードロックでファンキーなギター、低く重たいベース、挑発的で変幻自在なボーカル。

生み出された強靭なグルーヴにどうしても体が揺れる一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.The Power of Equality

カウントが聞こえてきたと思ったら、他の人からのイヤホンの音漏れみたいな音の距離感。0:13〜ベース!!!!!!めっちゃラップ。レッチリちゃんと聴いたことなかったけどめっちゃ格好良い。オラオラ。0:40〜ここからの展開お洒落。歌詞は「マザーファ〇〇ー」という単語がたびたび飛び出すけど、差別撤廃を訴えていている。間奏のチュクチュクワウワウなエフェクトが良い。3:08〜ずっとクールなギターリフを繰り返していたかと思えば甲高い雄叫びをあげる。3:11〜このブレイクはずるい。怪しげファンキー最高!

2.If You Have to Ask

一曲目の延長戦のような二曲目。音数が少ない分、際立っている言葉のリズム、ギターが刻むリズムがめちゃくちゃ気持ちいい。ベースの音が低すぎて地鳴り。2:10〜「ワウワウワウワウ!」が楽しい。2:32〜格好良いギターが地面響かせている。アウトロのギターとベース渋くて格好良い…

3.Breaking the Girl

不思議ワルツ。ボーカルのアンソニーがこの曲を歌うのが苦手で、ライブではあまりいい思い出がない、と自伝で語っているらしい。情熱的だし上手だよ…!フルートが聞こえてきて爽やか。だけどパーカッシブで騒がしい。3:08〜雑貨をパーカッションとして叩いているという間奏。インダストリアルチック。物悲しいサビのメロディ、「Breaking the Gir〜l⤴︎」の歌い方が耳に残る。

4.Funky Monks

弦をバチンバチン弾いて始まる。スラップと言うんだ…!ベースの入り方がオシャレすぎる。ファンキーなリフ。1:25〜リズムと場面転換の仕方が複雑で凄い。とにかくベースが重たくて低い。ボーカルの脱力感と高音コーラスの掛け合い、好き。2:43〜間奏の色気。2:57〜エ!?ギターソロヤバ。ドラムの爆発力。ハードロック。何事もなかったように元に戻るの面白い。4:28〜終盤のベースとギター、なんとも言えないお互いの距離感がもどかしくて良い。

5.Suck My Kiss

ハードロックで超格好良い。なんだこれ。ベース、ギター、バスドラムでユニゾンしないで。強すぎる。ボーカルの語気も強まっていてオラオラ全開。拳。筋肉。ギターが格好サイケ。2:29〜そこら中で凶暴な音が鳴っていて、治安が悪い。吐き捨てるような歌い方、良い…「Suck My Kiss」の言い方怖すぎ。

6.I Could Have Lied

さっきまであんなにブチ切れてたのに、アコースティックギターのバラードが始まった。すごく寂しげ。全ての音が悲しく泣いている。2:15〜ギャン泣きギターソロ。ボーカルも静かだけど感情が溢れ出している。エレキが入ってくるたびに胸が苦しくなる…

7.Mellowship Slinky in B Major

始まり方いかつい。ベースの跳ね感、愉快。ボーカルの発音の迫力凄すぎ。リズム隊が気持ち良すぎて、終始お尻フリフリしてしまう(なんで…?)。3:41〜ずっと上の方でピョンピョンしてたギターがめちゃくちゃ力強い音に進化。破壊力。

8.The Righteous & The Wicked

ベースとドラムで始まるイントロ格好良い〜!0:11〜ドキッとするブレイクの使い方。スーパーノイジーなギターが吠える。五弦ベースなんだ…!歌の掛け合いが複雑すぎて、誰が何を言ってるのかわからなくて困惑する。1:15〜このゾーンの怪しい音の全てが好き。全体的に足取りが重たい。2:33〜ビリビリするようなギターとベース。

9.Give It Away

ベースライン、ぶっ飛んでる。ボーカルのメロディライン、そもそもメロディなのか…?わからないけどぶっ飛んでる。「Give It Away」の巻き舌が良すぎ。というか、ラ行の発音がどの曲も良い。1:50〜逆再生…?ボーカルが格好良すぎる。サビ、これは真似したくなってしまう。ぶっ飛びベースラインずっと繰り返されていて、ずっとぶっ飛び状態。

10.Blood Sugar Sex Magik

冒頭の高い音なんだろうと思ったら、ギターのヘッドの部分の弦を弾いている音らしい。呪文みたいに卑猥なことを言っているのジワジワくる。声低すぎて怖い。1:10〜声の切り替えヤバ!弾けすぎ。タイトルを連呼している時、めちゃくちゃ生き生きとしている。ヘヴィなギター。ベースは冷静。後半のギター暴れ狂っていて格好良い。一体どんなマジックなんだ…

11.Under the Bridge
美しいアルペジオと優しい歌声が飛び込んできてさっきの某マジックは幻聴かと思った。すごく爽やか。振り幅凄い。ベースも柔らかい。3:27〜あたたかな雰囲気で大合唱してるけど、歌詞の内容は暗く重たい。色々チグハグで面白い。

12.Naked in the Rain

ベースが硬くて格好良い。低音がよく聞こえる。ずっと思ってたけど、ドラムもめっちゃ格好良い。どの楽器も聞き所ありすぎて困っちゃう。2:28〜ベ、ベースソロ…!?良いんですか!?繰り返しのフレーズが多い。終盤のギター様子がおかしくて最高。

13.Apache Rose Peacock

曲の繋ぎ、全部良い。0:35〜ここのギターのメロディ好き。難テンポチェンジ。1:30〜ふざけてる?ってくらい突然めちゃくちゃ陽気で面白い。謎の擬音みたいなのが沢山出てくる。「ノマノマイェ〜」みたいなやつ良い。ボーカルのテンション高い。2:14〜ホーンセクションの登場。ベースはひたすら、ひたむきにセクシー。ずっと楽しげ。

14.The Greeting Song

ヘヴィで速い。ヘドバン。ドラムが格好良い。0:56〜ボーカルの筋肉ムキムキな歌い方とギターの高速フレーズがテンション上がる。ベースも小刻みに動き回っていて嬉しい。ちょいちょいなんて言っているのかわからない。後半の盛り上がり方ワクワクする。心が急ぐ。

15.My Lovely Man

前の曲と熱量が地続き。ハード。どことなくディスコ。ファンキーなディスコ。2:15〜ギターが、ギターが本気を出してきた。誰も敵わない。ドラムもスパンスパンぶっ叩いていて爽快!ベース、ずっと冷静で偉い!歌詞も情熱的。歌声の妙な優しさが、なんか怪しくてゾクゾクする。最後の「ボンボンボン…」がツボ。

16.Sir Psycho Sexy

ギターから物凄く不気味な音が鳴っている。0:30〜ベースも奇妙な音(オートワウのエフェクトがかかった音らしい)を出し始めた。サイケでカオス。ゆったりファンキー。1:30〜「サーサイコ♪サーサイコ♪イェ〜!」がサイコーすぎる。歌詞はかなり、攻めている。スローテンポで、時空が歪むようなギター、ベースの音で頭がぼーっとしてくる。4:20〜ここのコーラスもなかなか。アウトロの穏やかで美しい感じも不気味。

17.They're Red Hot

ロバート・ジョンソンのカバー曲。野外で録音しているらしい。かなりヘンテコ。速い。何も間に合ってないけどめちゃくちゃ急いでドタバタしている感じ。ドラムを素手で叩いてるのウケるな。「なんで素手…?」と思っているうちに終わっている。

Red Hot Chili Peppers は1983年にロサンゼルスで結成されたバンド。全世界のトータルセールスは8000万枚以上を記録している。これまで3度グラミー賞を獲っている。

本作は5枚目のスタジオ・アルバム。作る前に掲げられていたサウンドに対する目標は、「1970年代のローファイな黄金期ハードロックとファンクとの折衷作品」だと言われている。



このアルバムに収録された曲のほとんどが洋館で作られて、全ての曲がそこで録音されたらしいです。

洋館…?洋館ってなんか…わかんないけど格好良い…どういう状況だったんだろう。

しかも、そこで半年以内に30曲近くを作曲・録音したとか…!なんてハイペースなんだ…!

びっくりしたのが当時のメンバーの年齢!みんな20代後半なのも十分お若いけど、ギターのジョン・フルシアンテが21歳だったのには驚きました。歳下…!!

あんなに格好良い堂々としたギタープレイをぶちかます21歳、恐るべし・・・

ベースの重みのあるファンキーなプレイには超ノリノリになってしまった〜!ナイスグルーヴ。

今回はベースヒーロー編だったけど、ベースヒーローもギターヒーローも居たので、心があっち行ったりこっち行ったり奪われまくって楽しかったです!

次回は Marvin Gaye の『What's Going on』を聴いてみた編をお届けする予定です。お楽しみに…!


最後まで読んでくださり、有難うございました。


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