
06 「ふつう」って誰にとっての「ふつう」?
こんばんは。お疲れ様です。
先週末、人生初めての東京に行ってきました。
30になる前に、行けてよかった。
ある研修に参加するために行ったのですが、
観光もしっかりしました。
明治神宮、浅草寺は本当に行ってよかった。
都会に住むことは多分向いてないけど
時々行って楽しむのは最高だなぁって感じました。
さて本題。
東京に研修に行ったことで、
欠席してしまった研修会の資料をいただき
資料をみて自分なりに勉強しました。
今回は、精神科のドクターが講師の研修です。
あるスライドに、こう書いてありました。
「自閉スペクトラム症の人からみたら、
定型発達の人には特性がある」
むむむ、、、。
勉強あるのみです。
定型発達とは、発達障害ではない人たちのことを指す。
いわば、「ふつう」といわれる人たちのことです。
自閉スペクトラムは一般的に、「空気が読めない」「こだわりが強い」「人の気持ちを察することができない」といった特性を持っていると言われています。
しかし、このスライドが言っているのは
自閉スペクトラム症の方々から見たら、
定型発達の方が困り事が多い(特性有)なのではないか。
というわけです。
ハッとしました。
自閉スペクトラム症の方々からみた
定型発達の特徴として、
・なるべく誰かと一緒にいたい
・集団の和を乱す人を許せない
・社会の習慣には従うべき
・はっきり本音を言えない
・平気で嘘をつける
なるほど。
見方を変えれば、なんとやら、というやつ。
定型発達者は、空気を読む(読める)、
という前提が自分の中にあることに気づきました。
ただ、マジョリティなだけなのに、
マイノリティを〇〇できない、という括りに
否定の形で、自然と決めつけていることに。
いつでもマジョリティは
マイノリティの人々を、潜在的に否定形で
認識しているかもしれない。
マジョリティには、名前がつかない。
これによって、いわゆる「ふつう」ができてしまう。
異性婚は「ふつう」だから、同性婚という言葉が生まれ、
右利きの割合が多いから、
左利きはサウスポーという言葉が生まれた。
発達に障害があることを、発達障害といった。
トランスジェンダーもそうか。
マイノリティには、名前をつけたくなるんだなぁ。
これが、定型発達の特性なのかもなぁ。
名前がついたことで救われた人もいたかも。とも思う。
どっちも等しく権利があるわけだから、
どっちの気持ちも大切にしたい。
マジョリティだけが大きい顔をして
マイノリティが息苦しい世の中ではなく。
マイノリティの声が大きいからと
マジョリティが我慢しなければならないのも違う。
マジョリティかどうかとか、マイノリティかどうかとか
そんなことどうでも良いんだろうなぁ。
多様性の大切さをうたう、この社会で
双方が、互いの価値観や性格を分かち合える
そんな社会になればいいな。