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『永遠のおでかけ』益田ミリ を読みました。



—— 2022/11/29に記録 ——

最近図書館内をお散歩するのが好きです。
好きなルートもあるんだけど、初めてましての道を通る時、いろんな出会いがあるんです。

エッセイって、人からおすすめされて読むことはあるんだけど、なかなか自分から手に取ることって少ない気がする。

『永遠のおでかけ』は、表紙のお花と猫ちゃんに一目惚れして、手に取りました。🐈‍⬛💐
表紙って、その本に、ふわっと気持ちが乗っている。
そして、私もその表紙を欲していたんだと思う。

↓簡単なあらすじは、Amazonさんよりお借りします。

いつまでもそばにいてくれると思っていた人が突然いなくなってしまったら...?大切な人を失い悲しい経験をした人も、いつか別れをするかもしれない人も、どんな人の心も震わせる珠玉のエッセイ。何気ない日常のふとした瞬間は、このうえのない宝物。人は誰でも自分だけの人生を生きている。
Amazonより

最初は、私はお父さんを想像して読んで、エピソードずつ泣いてました。
まだ、隣の部屋でいるはずなのに、あまり素直に接してられてないからなのか、すでに後悔の気持ちが溢れてしまいました。

後半は、お母さんのこれからのことを想像して泣いていました。(結局ずっと泣いてる)
益田さんのご両親が関西にいらっしゃって、益田さん自身は、都内に住まれているよう。
交通機関を使って、向かうことはできても、日常もあり、なかなか簡単に行けない、もどかしい距離。
それが、お母さんの状況に似ているんです。

ありのままを描いてくれたんだなぁと思いました。
そんなリアルな描写に心を動かされました。


私のお父さんも先週、ひとりで屋久島へ行ってきました。
もしかしたら、家族で行きたかったのかもしれない
(お母さんには、誘っていたし、、)

全国旅行支援クーポンで私に屋久杉のお箸をお土産を買ってきてくれました。
お父さんからのプレゼントは、何年振りだろうか。
小学生5年生の誕生日に、ホームセンターD2で折りたたみ式のローテーブル(1番安いもの)を買ってもらった記憶はあるけど、、それ以来かな?
お箸を選ぶ、大きく丸まった背中が想像できて、優しい気持ちになりました。

お箸は、家にたくさんあって使う予定はないけど
使えないお土産も嬉しいものなんだなと思い
そっと、机の引き出しにしまいました。

『永遠のおでかけ』益田ミリ

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