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「分からないので教えてください」は”罪”ですか?

私 「○○ってXXでいいですか?」
上司「あれ、coryさんその説明受けてないっけ?」
私 「記憶にはないですが、聞き洩らしていたらすみません。。」
上司「私も誰かにちゃんと教えてもらったわけではないけれど、そしたらこの後説明するね。」

フルリモートの仕事なので、上に書いたのは全てチャットでのやり取り。

『私も誰かにちゃんと教えてもらったわけではないけれど』
今日の仕事中、このセリフが私の中で引っかかったまま一日頭から離れなかった。

「分からないことを聞くって恥ずかしいことなのかな。」
「考えても分からないことだけど、誰かに聞かずとも勝手に吸収していないといけない知識だったのかな。」
「上司は誰かに教えてもらったことがないのかもしれないけれど、私は聞ける人がいるから聞いた。それじゃだめなのかな。」

こんな考えがずっと頭の中をグルグルして集中力が切れてしまったので、とりあえず手元にあったノートに思いを殴り書きして、仕事に戻った。

私は色々あって就職活動を一年遅らせたので、今は卒業したけど就職は来年、ということでよく言えば”ギャップイヤー”を過ごしている。具体的には、去年からの1年間で興味のある期間限定の仕事に就き、現在の会社で3社目。今の会社で働き始めてからは明日でちょうど3週間だ。

まだまだ会議では知らない単語が飛び交っているし、入社初日から今後もずっとフルリモートの仕事なので、チームメンバーの関係性や立場も探りながら、依頼された仕事をこなしている状態だ。

特に研修などもなく、いきなり「じゃあこれを参考にしながら、この資料の英訳お願いします!」といった感じで仕事がスタートし、プロジェクトの全体像が見えないまま何とか生き延びている。

英語を使った仕事をするのが夢だったし、実際に海外との打ち合わせも任されたりと、とても仕事内容には満足していただけに、「分からないこと」「知らなくて当たり前なこと」を否定されたような気がして、少し悲しくなった。


仕事が終わってから、結局耐え切れず一部始終を母親に話した。

私が「分からないことを2回も3回も聞くのは良くないけど、1回目はいいよね?だって分からないまま適当に仕事してミスを連発して迷惑かけるより、ちゃんと確認して安全策をとった方がいいもんね?」と聞いたところ、

母は「分からないことは聞いていい。それは間違っていない。」と言ってくれた。加えて「その上司も、正式にcoryの教育担当っていう立場ではないのであれば、立ち位置が難しいのかもね。」とのこと。

たしかに、私が今所属している8人のチームは、誰が何担当か、という点がはっきりしていない上に、新しく入社した私の教育(研修?)をする人も特に決まっていない。

それもあって、上司は私が説明しなければいけないことなのかな?というニュアンスで例のフレーズを言ってしまったのかな、という結論に至った。


今回の経験から、私は将来誰かが分からない事を相談してきたときは、それが1回目なのであれば余計なことは言わず、快く教えてあげたいな、と心の底から思った。

結局その人が分からない事が分かるようになったおかげで、チームとして仕事がスムーズに進むのであればそれが一番だもの。


結論
「分からないので教えてください」は正しい。(1回目に限る)

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