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しいたけと上半期

. 自分自身でわたしを説明するとき 人が好きだ そう言うことが多かったけれど さいきん思う もしかしてこれは 言い聞かせてるだけなのかも と この頃 ひとりでいることがすごく楽しい 欲しいものや 見たいものだけ 周りに置いておける その環境が 嫌なひとって 逆に少ない気がするくらい そして 書いた文章が それを物語っているな とも思う わたしはこの6月 仕事を除いて ほとんどの人との接触を絶っている その 真っ最中 ひとりきりの時間を味わう為というよりは ただ単に 体調

    • 夜のしるし

      . 暗闇のなかでも構わず ぐんぐんと前に進んでいく 夜空に浮かぶ星のひとつひとつより ずっと 道しるべみたいな きみだったから 迷わず惹かれたんだと思う 0時を過ぎたころ この街で わたしたちが迷子になることは 誰にも許されてなくて それが何故なのか 分かってはいたけれど 不思議だねって知らんふりをし続けた それだけが2人の武器で 盾だった きみの左手とわたしの右手 この時間が あと少しで消えてしまうかも と 言葉は無くとも お互い気づいていて 終わらせたくないとも お

      • 君の作るウーロンハイがいちばん美味しい

        . お酒を飲むと必ず会いたくなる人がいる。ただただ寂しいとか、そうゆうことじゃなくて。ずっと抑えてる会いたい気持ちを、我慢できなくなる。溢れ出しちゃう。そんなイメージに近い感じで。 いま何してるんだろう、誰といるんだろう。いつまでも見つからない答えをぐるぐる探しては、携帯をひらく。本当は今すぐ連絡したい。声が、聞きたい。だけど 返ってくるかわからない返事を待つのは、いつだってつらい。うざったいとも思われたくないし。そうして今日も身動きが取れない。 彼はあんまりSNSを更新

        • くせ

          . きみの左耳のピアスを 考え込むとき首に手を当てる仕草を その目の伏せ方を 思い返していた 窓を打ちつける雨の音に鬱々とする きみのいない今日を繰り返すことには もう飽きていて 晴れた空が見られれば この気持ちも 少しは明るくなるのかな なんて適当に 照りつける日差しをただ待っているだけの わたしがいた ねえ知ってる? こうして一緒に過ごした時間があると 真似た訳でもなく移る癖がいくつもあって それから連想してしまうことの方が多いんだよ そんなの わたしだけなのかもし

          バンビ

          . 片思い歴がもうすぐ半年をむかえる。なんだってこんな時、わたしまだまだ若いのに。ひとりの人に時間を使わなきゃいけないの。と頭では分かっていても。何度も辞めようと思った。心から消そうとした。それでもずうっと居座り続ける。それが君。だからやっぱり、どうしても好きなんだと気付かされる。脈がないとか、都合の良い存在とか、そうゆうの全部に見えないフリし続けて、そろそろ心は限界です。押してダメなら引くとか、こっちからは連絡しないとか、そうゆう駆け引きみたいなのも、全然無理。振り向いてく

          頭とハートの関係

          . 実際に体験したことしか書けない というよりは 今感じてる気持ちしか、だ 幸せな恋が出来ていればきっと かわいい言葉が浮かぶんだろうけど 現在 わたしには とても想像すらできない 溢れてくるものといえば 自分の力ではどうしようもない そうゆうもどかしさとか 眠れない夜の事とか 諦めるとか叶わないとか 素直になりたい 自己嫌悪とか そんなのばっかりで マイナス色した感情だらけ 抱えてるこの胸が 考えてしまう脳が 何よりいやだって叫んでる 二律背反 ほんとうは 夏の青

          頭とハートの関係

          今日も今日とて

          . まるでお伽話のなかみたいな、 かわいいものに囲まれて生きたい。 まっしろなレースのカーテンに、ダスティーピンクのリボンを結んで、キラキラとした朝陽が差し込む部屋で。mariage freres のマルコポーロを飲みながら、小花柄のワンピースを着て日記を書きたい。お昼はココナッツミルクたっぷりの、グリーンカレーとジャスミンライス。明日もお休みだから、と託つけて、アマレットジンジャーも一緒に嗜む。陽が沈んでくると、深いバニラの香りが欲しくなり、ディプティックのアロマキャンド

          今日も今日とて

          と ろ け る

          . マグカップに白くて甘い蜂蜜入りのミルク。窓の外には、柔らかな雪が積もる。そんな、絵に描いたように理想的な冬の日。こんな時、考えるのは決まって君のことなんだよ。この季節になると、ベージュと深いグリーンのタータンチェックのマフラー、ぐるぐる巻きにしてやって来る、君のこと。 氷みたいに、人の心が溶かせたら、気持ちまで透けて見えるのかな。ふかふかのベッド、ひんやりしたシーツの上、目を閉じて思い浮かべるんだ。ふたり一緒にいる明日。でも分かっているんだ、どれだけ願っていたって、手を

          と ろ け る

          わたしなり方程式

          . わたしから君を引いたら なんにもなくなるって そう言い切れるくらい だけどこうゆう偏った考えも 惚れた腫れたで 全て左右されてしまうようなことも 嫌う君だから 絶対明かしたりしない 懸命に賢明に わたしの中に詰まってる大切 ひとつずつ教えてあげたりして かわいいとか綺麗とか そんなことよりも 求められてる聡明さ どれだけ取り繕ったって 全てお見通しなのかな まるで世界を知ってるみたいな目 悟ったような表情 たまに見せるよね 本当はなに1つ知らないくせに わたしか

          わたしなり方程式

          運命論者

          . 好きなひとを好きでいるのって そんなにいけないことですか? ありふれた毎日を輝かせてくれる そんなひとなかなか出逢えない パズルのピースが ぴったりはまったみたいに ぜったいにきみだと 思ったのはわたしだけだったの もしここが日本じゃなくても ちがう星だったとしても 必ず巡り逢うと感じたのは 気のせいだったの 運命っていうのは残酷で 人生なんて未知数で どこまでも不確かなこの世界で そもそも 絶対とかそんなものなくて それでもどうしても此処で 生きてかなきゃなら

          運命論者

          ごっこあそび

          . 頭がいいきみは いつも先回りして わたしの願い叶えてくれる それがどれだけ窮窟か 頭がいいのに ぜんぜん 気づいてくれないね そうやって 言いたいことぜんぶ 我慢して いい顔して 誤魔化して そんなわたしのずるいとこ きっときみは分かってる それでも ひどく優しいきみだから 容赦なく甘えてしまう いつかこの耐えてたものが 一気に爆発してしまいそうで それが怖くて まいにち胸を抑えてること こうゆうのすべて きみが見つけてしまったら そのときが さよならの合図 き

          ごっこあそび

          アマレットミルク

          . 仕事終わりのしあわせ たった一瞬だけど その一瞬のために わたし 生きてる あまいあまいそれが 疲れもストレスも 吹き飛ばしてくれる 実際 そんなことはないんだけど そうゆう 錯覚 火 木 金 日 ときどき月曜 決まった日だけのご褒美 まいにちでも欲しいって 欲張る心は 見えないように隠して 「何にする?」 キャンドルだけの灯りのなか 浮かぶきみの顔 暗闇でもどこでも ちゃんとこの瞳に映るから 流れるような ひとつひとつの仕草 指先 声 揺れる前髪 その視線

          アマレットミルク

          全生徒に告ぐ

          . 何もしなくても ものを作れていた環境って いま思えば すごくありがたかった 常に何かに追われながら 見えない不安と戦いながら そこに意味を見出そうとして ただただ必死だったけれど ちゃんと 自分の意思を形にしていた それだけで わたしにとっては とても意味のあることだった 作らなきゃ前に進めない そんな場所から 何も生み出さなくても 勝手に時間が流れる世界に移ったとき 目の前が真っ暗になった気がした 無心で手を動かすことって 自分を支えることだった いま何かを始

          全生徒に告ぐ

          フリルが翻る

          . あまり言っていないけど 洋服がだいすき そんな人ってたくさんいるはず 自分のテンションや モチベーションをあげるために どうしたって 必要不可欠なもの おろしたてのワンピースで 仕事に行けば それだけでやる気は100倍になるし 逆に ちょっと気に入らない コーディネートで 家を出ると それだけで1日 ブルーになってしまったりもする どれだけ自分にとって 大切なものなのか その基準や重さはきっと それぞれ違う 服が好きだからこそ わたしは他人のファッションを 評価

          フリルが翻る

          走り書き

          . 溢れ出す言葉は 君がいるからだ 幾ら書いても書き足りない 君がいる限り わたしから言葉は止まらない 君が変われば言葉も変わる そうゆうもので だから今日も今日だけの君に 感じた想い なくさないように 書きとめる .

          走り書き

          20

          . みんなと行くプール 週5の飲み会 次の日の二日酔い 充実してるって思い込んでたの カレンダーを見て ふと気づく 夏休みはあと6日 このまま終わるなんて きっと駄目だ 分かっているのに 今日もエアコンの下でお昼寝 地元の花火大会と 海の家でバイト 溶けるように暑い そんな夏に 甘えてたのかもしれないなあ ぎらぎら照りつける太陽とは 反対に わたしの気持ちは晴れないの なんで?って 本当の気持ちには きょうも見て見ぬフリ 逃げてばっかりなの 自己嫌悪 楽し