ホクロ除去をしてよかった話
ホクロと生きた25年間
2021年2月、私は20個の顔のホクロを除去しました。
昔から色白でホクロができやすいタイプで、年に1つは新たなホクロを視認していました。
肌の色を褒められるのはうれしい一方で、その肌の上に黒々と存在するホクロのことも頭の片隅によぎっていました。
ホクロは、右半分に多く配置していました。
心当たりがありました。
家族で車で出かける時、私の定位置は運転席の後ろでした。
つまり、右側から日射を受けることが多かったのです。
その因果関係を証明するかのように、私の隣、助手席の後ろが定位置の妹は、左半分にホクロが多いです。
ホクロの多い右半分が好きになれなかったので、立ち位置なども、なるべく左が見えるよう、ほぼ反射レベルで常に気にしていました。
除去に至った経緯
アルバイトでお金を稼ぎ始めた大学生の頃にはホクロ除去に興味を持ったのは自然なことでしょう。
それでも、除去後の紫外線ケアや見た目の状態などを調べるほど、旅行に遊びに外を出回っていた学生時代の私にも、その後人と接する営業職に就いた社会人の私にも、ハードルは高くそびえていました。
そこにやってきたのがコロナ禍でした。仕事でも完全にオンラインでの商談に切り替わりました。
(ちなみに、オンラインになってから、ホクロ除去以外にもここぞとばかりに、髪の毛先を青くしたり、耳元のみ髪の毛を紫にしたりしています笑)
そうして休日の外出予定もない時期を見繕い、2021年2月に晴れてホクロ除去を行ったのです。
除去から1年が経って
今でも完全に他の肌と同化していない部分もありますが、「痕が残ったとしても、真っ黒に比べたら確実に薄い」という極論を振りかざしていった私にとっては特段問題はありません。
こうして振り返りながら、顔の右半分を隠していた頃もあったなあと思い出すくらい、一切のそういったストレスからも解放されました。
こんなにも自分の気持ちが晴れるなら、ホクロ除去は整形かとか、社会からの勝手な線引きはどうでもいいなと心の底から思いました。
もしかしたら他にも、心の内では願っていても、社会の目を気にして実行できていないことがまだあるかもしれません。
自分の幸せは自分の選択によってしか得られないと思う(たとえ周りの人が幸せな気持ちにしてくれても、その人と関係構築することを選択したのは自分なので)ので、もっと自分の心の赴くままに行動していきたいと感じたのでした。