一人暮らしを始めてよかったこと
一人暮らしを初めて半年が経った*。
始めた当初はすべてが真新しかったことがいつしか日常となり、ありがたみが薄れ始める時期。
内容はありきたりかもしれないが、このタイミングで言語化しておく。
細かく上げていくときりがない。例えば…
・「今日晩ごはんいらない」を連絡しなくていい(申し訳なさを感じない)
・自己肯定感の高まり(自力で生きている)
・目に入るすべてが自分の好み(脱・あふれる物たちを見て見ぬ振りする生活)
・生活に関する話題(料理、掃除、買い出しなど)についていけて、やっと周囲と同じ土俵に上がれた気持ち
そんな中で、私が何より感じている変化は「一番いい時間に一番いい量の食事ができる」こと。
料理をしてくれる母の仕事帰りが遅いのを腹ペコで待つこともなくなり、自分の身体の発するサインに合わせて生活するようになった。
お腹いっぱいだけど作ってもらっている側ゆえの申し訳なさで詰め込むこともなくなり、「あと二口だけど今日はいらない」を冷蔵庫へしまう生活になった。
元々食が細いので、一人暮らしを始めてから痩せた(体重計はないので具体的な数字はわからない)。
それすらも、摂取するものを自分で選んでそれらが血となり肉となり、「自分の身体を自分でつくっている」という面白さに感じるようになった。
「自分の人生が自分のものになっていく」感覚だけでなく、「自分の身体が自分のものになっていく」感覚があるのだと知った。
与えられた住居、与えられた食事で"生きさせてもらっていた"私が、今は自力で得た住居、自分で選んだ食事で"生きている"。
私の中の"私"の純度が高まっていくような。
自分の快・不快もわからない*、空っぽだった私の器が満たされていくような。
そんな感覚を見つけられただけで、この暮らしを選択したことは正解だったと思える。
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