見出し画像

ODDTAXI完走、それぞれの「呪い」に思いを馳せる

※この記事はネタバレを含みます。


全話観ました。3日で。とりつかれちゃってるよ……

前回の記事は4話までの感想を書いたのですが

やはり「呪い」がテーマじゃん!となったので
それについてもう少し。

柿花も樺沢も発砲猫もミステリーキッスもホモサピエンスも
それぞれ人間くさくて目をそむけたくなるシーンが描かれているけど
どこか自分の柔らかいところを突かれるような感覚もあり
結局その共感こそ、自分自身にかけた「呪い」に触れることだったんだなぁ
と観ながら思った。胸を押さえながら。けっこうえぐられた。

あと、ラストシーンが最高だったと思ってて。

なにか前に進めようと動いてたり
それぞれの日常に戻っていったり
変化はあるけれども「収まるべきところに収まった」という
ハッピーエンドかと思いきや……

そうなんだよな~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いや、そうなのよね~~~~~~~~~~~~~~~~

三矢ユキ殺害の真犯人が明かされたところで閉幕。
アホだからぜんぜん真犯人わかっていませんでしたので
ハッとした瞬間に物語が終わったのもすごくよかったし
ただのハッピーエンドに置きにいかなかったのすごい。
内容があれだけの詰め込み方だったら
息切れしてしまう可能性もあるかなって思ったので。
こんだけの風呂敷をよく畳んで、アイロンまで……

あと、お笑いが好きなこともあり
すごくニクい演出がところどころにちりばめられていたのも
個人的にうれしかったです。
隠れミッキーを見つけたような感覚というか。
本来の作品に込めたメッセージとはちがう要素を
こっそり受け取れるの、
なんだか得した気分になります。

ちょっとボリューム的にも
再視聴はできなそうですが
2回目はきっとまた違った発見や伏線回収ができるのでしょう。
SNSなどで発信されている考察班の見解を眺めるだけでも
すごく楽しい。
久しぶりにアニメに浸かりました。
濃い作品をありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?