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人に聞かせられないモヤモヤをぶちまける、ジャーナリングアプリ「muute」を使って筆記開示してみた。

筆記開示とは、「エクスプレッシブ・ライティング」と呼ばれる認知行動療法のひとつだ。

"自分の感情を、ただひたすら20分間書き続ける”というシンプルなもの。

書くのは紙でもいいし、スマホのメモ帳でもなんでもいい。
ちなみに私は、2年前からずっとGoogleカレンダーに書いている。

苛立ちやモヤモヤなど負の感情を抱いたとき、頭の中だけに留めず、言語化することで受け入れやすくなるのだとか。

本当に、ただ書くだけで意外とすっきりするから驚きなのだ。

そんなエクスプレッシブ・ライティングがほぼ習慣化している私だが、最近とても便利なアプリに出会った。

ジャーナリングアプリの「muute(ミュート)」である。

ジャーナリングとは何ぞや?

ジャーナリング…頭のなかにあることを一定時間ひたすら書き続ける、「書く瞑想」と呼ばれる手法。
自分のことをより知るためにテーマを決める場合もある。

テーマを設ける以外はエクスプレッシブ・ライティングと変わらないのでは…と思ったが、どうもジャーナリングの方は書くことで自己理解を深めたり、問題解決の方法を探る目的がありそうだ。

今のデジタル時代には、ある特有の悩みがあることがわかりました。それは、『自分らしく生きたいのに、自分についてよくわかっていない』ということ。

仕事アカウント、趣味アカウント、愚痴アカウントなど、いろいろな顔を使い分けながらSNSを使ううちに、フォロワーの目が気になったり、炎上が怖かったり、誤解されることを恐れたりと、本来自分が思っていることがありのままに吐き出せない環境を自ら作ってしまう。また、他人にどれだけいいねされたか、他人がレコメンドしているか、他人軸で何かを取り入れることが比重として高まっていることも大きいです。
その結果として、本当の自分や、本当に自分のやりたいことがわからなくなってしまう『自己の空洞化』が起きています。
「muute」開発プロダクトデザイナー 岡橋氏

muuteは、ジャーナリングにプラスしてAIが思考パターンや感情を分析し、フィードバックしてくれる機能が搭載されている。

岡橋氏のインタビュー内にもあるように、SNSで常に人目を気にする環境に置かれがちな現代において、自分の本音や感情がよく分からないといった状況に激しく同意した私である。

こんなことを書いたら嫌な思いさせちゃうかな…。
みんな楽しそうなのに水を差しちゃうかな…。

勝手にそう思って、TwitterでもLINEでも本音が言えない状況がとてもきつくて病んでしまった経験あり。

エクスプレッシブ・ライティングでバーッと書けばすっきりするのだけど、"誰かに聞いて話を聞いてもらいたい”という気持ちも正直あった。

なので、muuteのフィードバック機能(AIだけど)は、なんとなく話を聞いてもらえた感があって新鮮に感じたのもある。

画像や音楽も投稿できるよ!

フォーマットはシンプルなので、変に思考が邪魔されることなく無心で書き続けられるような感じ。

他にやってみて思ったのは、"言語化で自分の感情を受け入れられる”ようになることと、"自分では気づかなかった思考パターンを知れる”ことで新たな発見があって楽しい、と思う。

週ごとに言動パターンがだいたい決まっていたり、何曜日は元気、何曜日は落ち込みがち、この仕事のあとは穏やかなど、いろんなことが分かってくる。

火曜日に仕事で失敗したので落ち込みが激しいw
デフォルトにない感情は追加できるよ!「眠い」は自分で追加しました。
自分に関して書いてることが多いですね。

私はエクスプレッシブ・ライティング目的で書くことが多く、ポジティブな投稿が少なめなので、こんな感じのログになっている。

SNSと連携されているわけではなく、誰に見せるわけでもないため、ドロドロの気持ちも包み隠さず安心して書けるのだ。

今までは、ただただひたすら内省というイメージでエクスプレッシブ・ライティングをしていたが、muuteを使えばさらに自己理解が進みそうな気がしている。

行き場のないモヤモヤを抱えている人に、激推ししたいアプリである( ˙꒳​˙ * )

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