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偶然、課長のご学友が、バイト時代のお客様だった

私は学生時代、スポーツクラブでアルバイトをしていました。そのお客さまであるCさんのお話です。当時スポーツクラブには、バレーボールやバスケができるフロアがあり、Cさんはそこに参加されてました。私も参加していました。

因みに、バイトをしていたスポーツクラブは、プロ野球、Jリーグ、社会人アメフト、スキー、水泳とチーム単位で加入されていました。そのお陰で、色んな方に会うのでした。野球の助っ人外国人と言えば?で名前が上がるような方ともお会いしたことがあります。

そんなバイト先を大学4年3月末ギリギリまで働き、バイトを辞め、そして就職。右も左もわからぬまま揉まれに揉まれ5年後、私は某部門に異動します。そこで知り合ったのが1つ下フロアの課長のSさん。部門が違うのに、何故かとてもよくしてくださいました。

異動から3年時が経ったある日、Sさんから私ご指名で内線がかかってきました。
「Kさん、今、ミーティングじゃないよね?話があるんだけど、下に来れる??」
そんな電話は初めてですし、その時間はミーティング中でもなんでもなく、自身の業務をただひたすらこなしていた時間帯。
「行きますっ」と急いで階段を駆け下り、下のフロアの課長の席に行ったら、そこになんとバイトのお客さまのCさんが!大学卒業以来、8年ぶりの再会でした。

「え?Cさん?何でいんの?何してんの?」と下フロアのオフィスの中心でカジュアルに叫ぶ私。そんな叫びを聞いたそのフロアの面々が、私を睨みます。

そう、Cさんは下フロアの課の取引先の部長さん。偉い人なんです。そしてS課長とは大学の同級生。Cさんが私の事をを話してくれたらしく、それを聞いたSさんが面白いから呼んじゃえ!と私に内線をかけてきたんです。

下のフロアの面々は皆、私の先輩。当時、ペーペーな私が取引先のお偉いさんに向かって「何でいんの?何してんの?」ってまぁタメ語で話すわけですから、「何?この子?」ってなるのも無理もありません。

でもね、私はCさんを18歳の頃から知ってるわけ。一緒にスポーツしたりして汗を流した私にとってもお客さまだったんですが、まぁサークル仲間なのですよ。
Sさん、驚く私にニヤニヤ。

「まぁ、こっち座れよ」とSさんが、すぐ隣の打ち合わせスペースに座れ。先輩が他部で且つ後輩の私の分までお茶を持ってきてくだっさり、もう恐縮!本当にすんませんな状況。Cさんも焦る私にニヤニヤ。

「お前も大人になったなぁ」とCさん、そりゃあもうね。20代最後の年ですから、Cさんと出会って10年以上たってるわけです。大人にもなります。

そんな不思議な繋がりのあるCさんのご縁が、その後の私の会社員生活にも影響しているなんて思いもしないのでした。Cさんのご縁、もう少し続きます笑
そしてスポーツクラブで知り合ったご縁が、20年以上経った今、変なところで繋がるのでした。本当、ご縁って不思議ですよね。

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