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むかしのはなし。:15〜18歳

高校生になったらどんな恋愛できるかなぁなんて憧れを抱いて始まった。あと、ずっとアイプチしてたけど春休み中に人生初プチ整形。二重になって髪も地毛って言えるレベルだけどちょこっと染めてみた。部活やってた頃の筋肉が落ちて、少しだけ細くなったけど胸の膨らみは同級生と比べると発達してた。私立の特進クラスに入学したら人数も少なくて、すごく目立つらしかった。この3年間がモテ期ってやつだったんだろなぁ…

高校1年生:入学前に始めたmixiで一つ上のイケメン先輩に会って、入学と同時に先輩からの「お気に入り」レッテルを貼ってもらった。そして入学してすぐ隣のクラスの野球部くんに声かけられて、野球の試合を見に行ってすぐ付き合ってみた。でも、どうしても顔が好きじゃないなと思って3ヶ月で終わった。中学でちょこっと気になってたY君とは高校違うけどメールのやり取りをしていて、彼からのメール受信する時はライトをピンク色にして、湘南乃風の『恋時雨』を着メロにしてた。夏頃、「勉強教えて欲しい」という仮の理由を作って彼に会うようになった。何度か会って好きだったことを伝えてみたけど、まだ前の彼女とは続いてるらしい。会えるだけでもいっか…と思ってそのまま過ごしてた。あと、2個上の先輩を憧れ過ぎて姿見るだけで嬉しくなってた。
高校2年生:Y君は彼女と別れたけど、私とは付き合ってくれなかった。というか彼女を作らなかった。私は同じクラスの彼と付き合って彼の家でチワワちゃんに邪魔されながらの初体験だった。お昼にお弁当作って行ったりバレンタイン作ったりしてたけど、何故か気まずくなってそのまま自然消滅した。Y君は何故か私の恋愛が上手くいかなくなるタイミングで連絡をくれる。だからまた会いに行った。家に行って、録画を見ながら2人で布団に入って、キスだけした。あと、先輩とも知り合ってデートに行ったりして、関係を持った。そしてその頃、仲良し5人組でいたはずなのに、突然、「価値観が合わない」という理由でハブられて独りになった。同じクラスの子たちが気を遣ってくれ始めた。地元にいるのが嫌になった私は、この頃から渋谷のインディーズアーティストにどハマりした。放課後に制服のまま、片道1時間半。そこに行けば全部忘れられた。逃げ場が出来た。そして承認欲求が出始めて人に気に入られる術を手に入れようと必死だった。
高校3年生:3年生になる前の春休み、修学旅行という大きな行事があった。ここでもクラスの子たちに気遣ってもらって、同じ班にしてもらえた。気まずい思いしてたんだろうなぁと思ってしまう、3泊5日シンガポール旅。Y君にしっかりお土産買った。家に行って、布団に入り、身体を触り合うようになったけど、それだけ。だから中学時代に同じ塾に通ってた人と付き合い始めた。少し気になるなぁくらいの気持ちで始まったけど、この人のことが好きなんだ!と思い込んで、身体を重ねるようになった。大学受験を控えてるのに、衝動だけで会いに行ったり、会いに来たりして、盲目になったのか見事に志望していた大学には落ちて、滑り止めの大学に決まった。既に人生に絶望しながらも、行為を重ねる度に無駄な知識も技術も少しずつ増えていった。

純粋度:49%
まだ恋の感情が動いていた時期だけど、
あれ、こんなはずだったっけな?

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父親に対して嫌悪の目で見るようになった。お金が人を狂わせるって本当なんだなぁと。父と母が揃って食事をしなくなって行った。はやく離婚れたら良いのにと思った。離婚届を取りに行って、父に渡したら祖母がそれを止めた。そしてどこかに片付けられた。え?祖母が邪魔するの?「息子の戸籍にバツは付けられない」なんて言い出すから驚き。こんな年齢でも親バカっているんだなって。私は母と2人でドライブしたり、当時の彼と3人でドライブしたりして、出来るだけ家に居ないようにして過ごしてた。

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