『Somebody To Love』考察
テレビで『チャーチ・ミュージック』という言葉を初めて聞いて、検索してみた。
おおまかに『キリスト教の宗教音楽』ということらしいが、欧米のミュージシャンは幼少期に教会に通ったりしているので、ロックであっても『チャーチ・ミュージック』の影響を受けているということらしい。
ドラムのロジャー・テイラーは子供の頃に聖歌隊で歌っていたらしく、『Queen』がロックでありながらコーラスを多用している奇跡が、少しわかった気がした。
小学生の頃から一人で歌うことに興味はないのに、誰かと一緒に歌ってハーモニーをつくりたかった自分が、なぜ『Queen』にはまったのかを再発見できた。
『Queen』の名曲の中でも、一番好きな『Somebody To Love』。
この曲を制作した頃、フレディはアレサ・フランクリンを敬愛していたため、『ボヘミアン・ラプソディー』を踏襲したような曲に聴こえるけれど、こちらはイギリスの教会音楽ではなくアメリカのゴスペル的なアプローチで作られた曲らしい。
※YouTube側で日本語字幕をつけることができます。
そしてゴスペルコーラスをバックに、ジョージ・マイケルが歌った、鳥肌ものの追悼ライブ!
初めてこのYouTubeを発見した時は涙が止まらず、毎日何回も聞き続けた。
あらためて『Queen』が目指していた音楽は、教会音楽・オペラなどをロックに融合させた、新しい音楽だったことを再認識させられた。
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