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小石原でやきものを選ぶ

 宮崎へ行くすこし前の週末に、小石原こいしわらという土地でやきものを見る機会がありました。ずっと前に教えてもらったところで、福岡県の中東部、朝倉に近い、まわりを里山にかこまれた土地です。原料の土は、近隣の山から採取されているそうです。

里山にかこまれた小石原(Googlemap)

 お茶を飲むのに合う茶碗が欲しいとおもっていて、いくつか見たなかで目利きをしてもらった器と、その色違いのを買い求めました。

 写真を撮るのに、お茶でなくおかずが入っていますが・・中身は、砂肝の油漬けという料理で、幼なじみのおかあちゃん手づくりのおいしいひと品です。お茶を飲む以外にも、こういう使いかたもできていいですね。この器に施された模様は、小石原焼の特徴のひとつの飛び鉋とびかんなと呼ばれるものです。ろくろを回転させながら、鉋で細かな連続の削り目をつける伝統技法なんだそう。

 色違いのほうは、色合いがスリップウェアみたいで気に入ったのです。

福嶋製陶の器です

 この日は、道すがら立ち寄りの温泉にも入ったりして、おだやかで平和ないい日を過ごしました。お出かけというと派手なイベントという気になりがちですが(とはいってもそれがどういうものかわからないけど)、こういう、陽だまりみたいな非日常というのも、とてもいいものですね。

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片山 緑紗(かたやま つかさ)
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