学生に「面接官って、なにみてるんですか?」と聞かれた人事が思うこと
先月、初めてのnoteを書き、月1投稿を目標にしてます。
FUSIONで人事をしている堀です。
つい先日、FUSIONの25新卒採用がクローズしました。
新卒採用を担当する中で「貴社に入りたいです」と言ってもらえるのはすごく嬉しいし、本当にありがたいなと常々思います。
だからこそ、ぜひ選考を突破してほしい。
採用の最終決定権は人事には無いので、見送りという結果を受けるたびに唇を噛み締めています。
少しでも力になれればと、弊社の選考を受けてくださる方はもちろん、それに関係なく就活相談を度々受けているのですが、
その中で「面接官って、なにみてるんですか?」と聞かれることが結構多い。
正直、私も就活生のころ全然理解できてなかったし「就活生の時に、もっとちゃんと理解してればなー!」とすごく思ったので、ぜひ知っておいてほしい。
加えて、採用業務を担当して学んだこととしても大きいなと感じたので、今回はその「面接官って、なにみてるんですか?」に対する私なりの考えを書こうと思います。
少しでも就活の助けになれば嬉しいです!
どんな人なのか
何を見てるんだと言われると、
結論「どんな人なのか? ≒ 会社に合うか合わないか?」です。
どの会社もこれに尽きるのではと思っています。
どんな場面で、何を考え、どう意思決定し、
どんな行動を選択してきたのか?
そして、仕事の場面では、何を考え、どう意思決定し、
どんな行動を選択しそうか?
面接官は、あなたがどんな人なのかを知り、汎用性があるか、会社でどう活躍してくれそうかをイメージしたい。
よく出会うのは、エピソード(事象)の説明がほとんどで、自分については深掘られるの待ちになっている人。
あくまでエピソードは「私ってこんな人」に信憑性を持たせ、納得してもらうための材料でしかないです。
先に材料だけを渡しても、受け取った側は何が完成するかわからないまま話を聞くため、伝えたいことが結果的に伝わらない可能性が高い。
ましてや、面接官は自分の思い通りに質問をしてくれる保証は一切ありません。
なので、伝えたいこと・伝えるべき結論は先に言った方がいい。
私ってこんな人という結論を最初に言えば、面接官は次にそれが本当なのか確認したいので、根拠となる材料を深堀る質問をしてくる可能性が高くなります。
きっと多くの人が嫌であろう「なんで?」の質問が減り「具体的には?」の質問が増える。
相手が何を知りたいのかを理解していれば、伝えたいことも伝えられるし、面接官に何を聞かれそうかも想定しやすくなります。
面接ではいろんな質問をされますが、結局「あなたってどんな人ですか?その根拠はなんですか?」という問いかけを、いろんな聞き方で聞いているだけです。
それを念頭に置いて、何を伝えたいかを考えてみると、話しやすくなるかなと思います!
未来の方向性が同じか
じゃあ、合うか合わないかはどう判断してんだと。
会社の文化(価値観や環境)、業務内容、働き方など、
もちろんいろんな要素はありますが
会社が目指す未来とあなたの目指す未来の方向性が合っているか、が全てかなと思います。
大前提として、新卒採用において会社が求めるのは「将来の活躍が期待できる人(中長期の組織目標を達成できる人)」です。
経験もスキルもほぼない新卒社員に、即戦力としての活躍は期待していません。(決して諦めてるという意味ではなく)
短くても半年、1年以上は育成に時間をかけ、成長してもらい、将来活躍してもらうことを前提として採用をします。
何より、新卒採用には莫大な時間と労力、そしてお金(各種費用や人件費)がかかります。
採用過程における求人掲載や説明会/面接稼動
入社後は研修や育成に伴うメンター稼動 など
なので、会社としては早期退職と内定辞退をできるだけ回避したい。
だからこそ、最終的には互いの目指す未来の方向性が合っているか、中長期的に活躍が期待できる自社に合う人材なのかという点で判断をします。
入社したけど合わなかった・・となると、自身のキャリアにも影響するので、就活生が企業を判断する上でもこの視点は持っておいた方がいいのではと思います。
おまけ:就活なにやっておくといいですか?
これもよく聞かれるので、ついでに書こうと思うのですが、個人的には自己分析と言語化を繰り返すことだと思います。
自分に合う企業を探すことが企業選びで
自分がどんな人かを伝えるのがESや面接なので
自分のことを知っていて、それを言葉で表現することができれば、正直、就活における不安や悩みはほぼ解消できると思ってます。
これは、前の職場の人からの受け売りで、
私自身も絶賛考えている最中ではありますが
これまでの自分(現在地)とこれからの自分(目的地)を徹底的に深掘るはぜひやってみて欲しいです。ポイントはめちゃくちゃ深く、具体的に。
現在地:好き/嫌い、得意/不得意、大事にしてること etc...
目的地:やりたいこと、なりたい姿、理想の生き方/生活 etc…
これが明確になると、目的地に辿り着くための手段も自ずと見えてきます。
このぐらいお金が必要だな
このスキルや経験が必要だな
こんな働き方/環境じゃないと厳しいかも
こんな人と繋がる必要があるな
など
あとは、その条件に当てはまる企業を探せばいいし
ESや面接では現在地と目的地を元に自分のことを話せばいい。
ただ、勘違いしてほしくないのは
これやれば絶対成功する!ではないです。
自己分析に限らず、唯一の絶対的な正解なんてものはないです。
ただ、これやれば成功確率はあがる!とは思うので
ぜひやってみてください。
最後に
偉そうに長々と述べておりましたが、あくまで「私なりの正解」で「唯一の絶対的な正解」ではないです!
なので、いろんな人や情報に触れて、自分自身が「確かにそうだな!」「これならできそう!」と思うことから取り込んでもらえるといいなと思います。
自分に合う会社で働けることが何よりだと思っているので、皆さんの就活にちょっとだけでも役に立てば嬉しいです!
(そして、少しでもFUSIONにも興味を持ってもらえるとさらに喜びです)
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