リャンピン

世界史大好きな大学生です。

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イブンバットゥータの三大陸周遊記の感想②

前編はこちらです↓ パレスチナ、シリア編パレスチナ周辺  ここは私の読む抄本では「イエスのふるさと」とされる。バットゥータはパレスチナ、シリアを経てアラビアにある聖地メッカに向かうが、パレスチナとアラビアの旅程ではやはり聖地メッカやメディナ、エルサレムがあるために宗教的な話が多い。もっとも彼自身法官であるために非常に敬虔なムスリムであり、全体的にそうした話題が多いというのはあるが。  ガザやヘブロンといった街を経てバットゥータはエルサレムに到着する。(この間にも旧約聖書に

    • イブンバットゥータの三大陸周遊記の感想①

       14世紀初頭のモロッコ出身の旅行家で、エジプト、パレスチナ、アラビア、ペルシャ、東アフリカ、アナトリア、中央アジア、インド、中国、西アフリカなど当時の旧世界の文明あるところの殆どを巡ったイブン=バットゥータという人物がいました。彼の旅程を記した三大陸周遊記を読み印象に残ったことをつらつら書いていきます。 モロッコからエジプトまで  私の見た抄本だとここは「ナイルの水は甘し」と洒落た区切り方をしているけど旅程としては🇲🇦から🇪🇬までを記している。彼はムスリムなら誰でも夢見