イブンバットゥータの三大陸周遊記の感想②
前編はこちらです↓
パレスチナ、シリア編パレスチナ周辺
ここは私の読む抄本では「イエスのふるさと」とされる。バットゥータはパレスチナ、シリアを経てアラビアにある聖地メッカに向かうが、パレスチナとアラビアの旅程ではやはり聖地メッカやメディナ、エルサレムがあるために宗教的な話が多い。もっとも彼自身法官であるために非常に敬虔なムスリムであり、全体的にそうした話題が多いというのはあるが。
ガザやヘブロンといった街を経てバットゥータはエルサレムに到着する。(この間にも旧約聖書に