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親子記録▶1ヶ月〜2ヶ月

1ヶ月〜2ヶ月のトピック
・1ヶ月検診
・里帰り終了
・夫の育休開始


11月末に生まれた息子の1ヶ月検診は、病院の年末年始休みが明けるのを待ち、1月の頭に行われた。
私の傷も、息子の黄疸の値も、無事に問題なかった。
ようやく外出できるようになった息子を連れて、外気浴がてら近所を散歩するだけでも、なんだか不思議な気持ちになったのを覚えている。
つい2ヶ月前まで、大きなお腹を抱えて1人で歩いていた道を、今、軽くなった体で2人で歩いている。

これから先、どこへ行こうか。
何をして、何を見せようか。

遅くなった初詣に、両親と夫と息子と5人で向かいながら、そんな事を思った。

有給を使って、年末から1週間、私の実家に泊まりに来てくれていた夫。
ありがたかったのは、年末年始で仕事が休みの両親も加え、大人4人で息子1人をみることが出来たことだ。
私がどうしても眠くて眠っていると、夫が代わりに抱っこしてくれて、母がご飯を作ってくれて、父が掃除をしてくれて。
寝て起きたら、環境が整っている。
この有難みに気付くのは、もう少し先なのだけれど。


夫が帰り、私と息子はまた実家で2人きりの日中を過ごすようになった。

そしてついに、飛行機を予約した。
1月17日。
この日、私と息子は、里帰りを終えて夫の待つ家に帰る。
息子が生まれて、1ヶ月と3週間。
いよいよ、家族3人での生活がスタートする。

初めての飛行機は、すんなりといった。
耳抜きの代わりにおしゃぶりをくわえさせていたら、フライト時間の大半を寝て過ごしてくれた息子。
まだ首が座っていないので、横抱きでずっと息子を抱えているのは大変だったが、頻繁に気にかけてくださるCAさんたちのおかげで快適な空の旅になった。

降り立った空港に、数日前から育休に入っていた夫が迎えに来てくれた。

ちゃんと、車にはチャイルドシートが設置されていた。
息子の保険証も出来ていた。
ベビー布団も敷かれていたし、ミルクやオムツも買ってくれていた。

夫の育休開始から、数日後の飛行機を予約したのはこのためだ。
家の環境を整えてもらうことも、立派な育児だと思う。

ようやく毎日顔を見て、同じ家で暮らせることに、夫はとても嬉しそうだった。
さっそくベビーカーを買いに行き、近所を散歩してみたり。
チャイルドシートに乗せる練習がてら、近くのスーパーまで家族で出掛けてみたり。
夫が息子を可愛がっている姿を目にする度、安堵している自分が居た。


母乳がたくさん出るようになり、混合から完母になった。
それでも痛い時は搾乳して過ごした。

まだ、2~3時間毎に夜中は起きる。
でも時々、4時間寝てくれる日があった。
息子が4時間寝てくれるのは嬉しい反面、私は私で、痛いくらいに胸が張って辛かった。
横向きで寝たい派なのに、横を向くと痛くて。
眠いのになかなか寝付けなかったのを覚えている。

そしてまぁ、これはよく聞く話ではあるが、夫は息子の夜泣きにほぼ気付かない。
まだまだ小さな息子の泣き声は、やはり小さい。
私がすぐに気付いて起きて、1~2分様子を見て、泣き止まなければ抱っこしてリビングに移動して、オムツを変えて、ソファで授乳して寝かしつける間、全く起きない夫。

これまでは、どうしようもなく眠い時は代わってもらっていた夜間の対応。
自分一人で毎晩毎晩繰り返すような日が続くと、どれだけ昼寝をしてもやはり寝不足になる。

睡眠不足は、心を蝕んでいく。

全く起きない夫に腹が立ったり。
寝てくれない息子にイライラしたり。

それでも昼間は夫が家事のほとんどを担ってくれたし、昼寝している間は夫が息子を見てくれていたので、昼勤担当と夜勤担当だな、くらいの気持ちでなんとか日々を過ごして行った。

実家から送ってもらった荷物が届いたり、義両親が会いに来てくれたり。
バタバタとしているうちに、息子は2ヶ月を迎えた。


息子、人間歴2ヶ月。
私、母親歴2ヶ月。

育児の辛さに気付き始めた、1ヶ月間だった。


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