低気圧と希死念慮。
低気圧が嫌いだ。
頭が痛くて、吐き気がして、身体がだるい。
その上、過去の嫌な記憶がいつもに増して鮮明に蘇ってくる。
動悸がして眠れずに、今日も朝を迎えた。
低気圧が嫌いだ。
あいつは希死念慮を連れてくる。
何も辛いことなどないでしょう?悲しいことなどないでしょう?
今日だって、どこにも行かずに何もせずに眠っていていいはずなのに。
それでも死にたい。
「死にたい」から逃れられない。
けれど、実行に移すこともできない。
「死にたい」訳ではないのか。それなら、この感情は一体何なのか。
先に言っておくが、間違っても「生きたい」ではない。希死念慮の苦しみが分からない者に、私自身の感情を決めつけて欲しくない。
何もかもを低気圧のせいにしたい、こんな自分が嫌いだ。