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【短歌】恋人がサイシモチだと知った夜わたしには蹴るごみ箱もない

知ってしまった。
なぜ言わなかったのかと問うと、彼は「訊かれなかったから」と答えた。
そしてわたしを「ストーカー」となじったが、違う。
誰のあともつけていない。わたしが時間と手間と足とお金を使って調べた。
そんなことは教えてあげないけど。

他人のものならなんとしても手に入れたい。
わたしの愛情とふたりの関係はねじれていった。

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