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子育てとマネジメントは似ている

こんにちは、クロモジ(@96kuromoji)です。
私は、普段チームのマネジメントをしながら、子育てをしています。

チームのマネジメントをしていると、「子育てみたいだな」と感じることがあります。
また、子育てをしていると、「マネージャーみたいだな」と感じることもあります。

今回は、子育てとマネジメントの似ている点を紹介します。
「私にはマネージャー向いていない」と思う子育て世代の方に、マネジメントする勇気を持ってもらえたら嬉しいなと思います。


お互いが見えている景色を尊重する

マネージャーになって感じたのは、管理職にならないと見えない景色があるということです。

昔から、「2つ上の役職に就いたつもりで仕事をしなさい」と指導されてきたので、メンバーの頃から会社のこと、マネージャーのことをわかっているつもりでいました。

でも実際にマネージャーに就くと、自分の想像以上に、見えている景色が広いことに気づきます。
メンバーには非開示になっている会社の情報、メンバーの情報を知り、会社がどんな状況なのかがわかるようになるからです。

マネージャーになると、今のメンバーの景色が、自分がメンバーの頃の景色とは違うということにも気づきます。
メンバーにはそれぞれ個性があるからです。
自分では気づけなかったような観点が、メンバーの目線だからこそ出てくることも多いです。

子育ても同じです。
これから子どもが経験するであろうことを、すでに自分が経験していると言うことも多いと思います。
だからつい、先回りして手助けをしたくなってしまうんですよね。

でも、私たちが子どもの頃にはなかったようなことも、子どもはたくさん経験しています。
子どもが撮ったたった1枚の写真でも、今の自分には決して撮ることのできない景色が広がっていて驚くことがあります。

お互いに見えている景色を足し合わせたら、世界はどんどん広がると考えるとワクワクします。

マネージャーも子育ても、そうやって新しい世界を見せてくれるところが面白いところの1つなのかなと思います。

賞賛されること、指導されることの線引きをする

マネージャーには、チーム運営の責任があります。

どのようなチームにしたいのか、そのために何をするのかを決め、メンバーと一緒になって目標を達成しなければなりません。

チームにはさまざまな価値観の人がいます。
これまでの経験、知識などが異なるので当然です。
やりたいこと、得意なことも人それぞれでしょう。

それぞれの個性を大切にすることはステキなことです。
でも、チームで何かを成し遂げる以上、みんなが好き勝手にするわけにはいきません。

学校で「授業中は座って先生の話を聞く」「廊下は走らない」などのルールがあるように、会社でもある程度のルールは必要です。

また、一定のルールがないと、人事評価の際にブレが生じて本人にとっても不幸になってしまうことがあります。
その人の個性を適正に評価するためにも、最低限のルールは定めた方が良いと考えています。

マネージャーの役割は、メンバーに対し「良いこと」「悪いこと」を示し、うまくいっていない場合には、メンバーに伝えてサポートをすることです。
子育てでも、子どもがルールを守らなければ「いけないよ」と指導するのではないでしょうか。
もちろん、自分の子どもに言うのと、部下に言うのでは伝え方は多少異なりますが、目的ややること自体はそれほど変わりません。

やっていいこと、いけないことの線引きをする。

やることが多すぎて疲弊している子育て世代や管理職の方は、それだけ意識すると肩の力が抜けるかもしれませんね。

決まりごとと個性の尊重のバランスが大事

このように、子育てもマネジメントも似ている部分があり、それぞれの経験が他方に活きることも多いです。

大切なのは、バランスをとること。
個性を尊重しすぎると、チームは勝手気ままになっていってしまいます。
決まりごとが多すぎると、メンバーのモチベーションが下がってしまいます。

チームの状態を見て、バランスをとりながら運転していく。
そうすることで、自然と良い方向に進んでいくんじゃないかなと思います。

とはいえ、マネージャーも親も人間。
うまくいかなくてイライラすること、落ち込むこともあるでしょう。
完璧じゃなくても、メンバーや子どもはちゃんと見てくれています。
うまくいかない時は、少しゆっくり休んで、肩の力が抜けるといいですよね。

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