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オンラインで好感を下げる意外なポイント

僕は電話占い師をやっていまして、自分で言うのもなんですが予約が取れない人気占い師なんですね。

なぜ僕が占い師になれたかというと、「質問しない、要約をしない、あるあるドリブル」をしない。その辺りをきちんと出来ていたので、人気占い師になれたと考えています。

電話占い師は音声のみで、相手のお顔を見えません。オンラインですとリアルよりは入って来る情報は少ないですが、視覚情報はあります。電話はそこが全くないことを考えると、3つのポイントがいかに大切かわかります。まずはここを基本として、しっかりと行ってみてください。

まずこれは絶対というものをご紹介します。
皆さんもオンラインのミーティングをやっていて、ストレスがかかる時はありませんか。回線状態が悪いとき、ストレスじゃないでしょうか。

オンラインで嫌われる一番は「回線状態」なんです。無線はよく止まりますね。都市部の夜ですと特に。どれだけ光にしていても、無線でやっている限り、夜は電波干渉などで止まりますね。

僕も自分の所のオンライン配信している事務所は光回線にしているんですが、夜はものすごく落ちます。『サブリミナル酒場』というライブを配信している時に止まったりするんですね。これ以上スピード上がらないしと思い、有線にしました。安定しますね。

なので、大切なオンライン会議をやる時には有線に限る、みたいな事はまず覚えておいて頂けると良いんじゃないかと思います。止まらないということが、まずオンラインでは一番重要と僕は考えています。

メラビアンの法則はあなたもお聞きになった事があると思います。7-38-55のルールとも言われていて、人がその人から受ける影響を表します。

相手が何か言ってきた時に、その相手から受ける影響の度合いの強さとして7%が言語情報、38%が聴覚情報、55%が視覚情報だという話なんですよね。

これは言語情報がバーバル。聴覚情報がボーカル、視覚情報がビジュアルなので、3Vの法則とも言われています。

メラビアンの法則は、ここから派生して日本ではすごく誤解があるので、ちょっと話が横に逸れますが、お伝えしたいと思います。

というのは、このメラビアンの法則を引き合いに出して「人は見た目が第一です」とか「話し方が重要です」みたいなことを仰る方がいらっしゃいます。もちろん、人は見た目が一番大事ですよとか、話し方は大事だよ、というのは真理なんですけど、でもそれは、メラビアンの法則とはほぼ関係ないんですよ。

メラビアンの法則は、アルバート・メラビアン博士が提唱したのでメラビアンの法則と言います。メラビアン博士が仰っているのは、人が何かを喋った時、そこに全ての情報が整っていない時に何を一番重要視するかということなんですよね。

例えば「すっごい良かったね」と満面の笑みで言ってくれればそのまま受け取れるんですけど、すごく不愉快な顔をして「すごい良かったね」とか言うと、言葉としては“良かったね”なんですけれども、ビジュアルの部分で不機嫌、ボーカルの部分で不機嫌な声という方を人は優先するよと言っている。

これがメラビアンの法則なんですね。

と、ちょっとメラビアンの法則が出てきたので話は横に逸れましたが、元に戻して、オンラインで気を付けなければいけないこと。オンラインでモテないやり方としては話し方というより、やはりこのビジュアル55%のパーセンテージを占めるビジュアルによる所がすごく大きいです。

典型的なものを4つお伝えします。

オンラインで気をつける4つのポイント

1,背景
2,環境
3,目線
4,体の揺れ

1つは背景
オンラインの時に背景に無頓着すぎると、見ている方は背景がものすごく気になり、頭に話が入ってこないこともおきます。背景は考えるポイントです。

2つ目が環境
背景の繋がりで環境もありますよね。後ろを人がどんどん通るような環境でお話をされると、無意識的にそちらに意識持っていかれて、話が全然入って来ないので、「なんかあの人の言っていること、全然わかんないんだよね」というもったいないことが発生します。

この辺、僕の『ズルい話し方』という本にけっこう書いてあったりするので、気になる方は読んでみてください。

3つ目は目線です。
オンラインの時に、大体みなさん他の人が話している画面を見ながら話しますよね。スピーカービューにして見ていると、話している人と、目線が合わなかったりします。

当然目線というのは、カメラの部分を見ないと相手には送れませんからね。この合わない目線をずっと続けると、相手に話している感じが伝わらず、メモを取る為ために下を向かれたり。

僕も意識的にカメラを見るようにしています。ずっと見ているのも、目と目が合いすぎる感じもありますので、ここだ! という時にはカメラを見るようにしています。

4つ目は体の揺れです。
体を揺らしながら話す方は結構いらっしゃるんです。横に揺れたり前後に揺れたり、回転したり。実は人は話す時に自分が不安だと、自分の体を揺らすものなんですね。

不安だと心が揺れますよね。その心の揺れを鎮めようとして、体を揺らします。体を揺らすことで心の揺れを鎮めている。中和するとも言います。

僕らの心のメカニズムはそのようになっていて、不安であれば不安であるほど体が揺れてしまいます。そうすると、「なんかこの人自信なさげだな」とか「なんか落ち着いていないな」と感じてしまう

オンラインのありがたい面は、自分が話している姿も見れることです。それを見ていただいて、体が揺れていると思ったら、意識的に体を止めてみましょう。

4つご紹介しましたが、オンラインはリアルと違い「全景」が見えません
画面で見えているところの勝負になりますので、よりビジュアルの情報がグッと入って来るということなんですよね。

ですので、本当にビジュアルを気にして「背景、環境、目線、体の揺れ」。相手にどのような影響や印象を与えるかというのを計算することにより、オンラインでモテないということを避けることが出来ます。
ぜひお役立てください。

いいねやフォローをありがとうございます。この記事はVoicy 『聴くだけで「使える」心理学』から抜粋し、読むだけで使っていただける記事として掲載しています。本編音声はこちらから↓↓


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