【ご質問から】人を操る・彼に好きと言わせる 他
岸正龍です。今回はいただいたご質問を2つお伝えしていきます。
無意識に働きかけて相手を振り向かせる術の詳細と検証
まず1つめのご質問です。
以前に#119のランダムトークで一度いただいたものです。
という質問でした。
それに対して僕の答えは、「もう少し詳しいことがわからないと、できているか、その技が本物かどうかわかりません」でした。
その後、ご質問者さまから追加のご質問をいただきました。
今回は、こちらの追加の内容についてお答えしていきます。
これはですね、もちろん僕は絶対ないとは言いませんよ。集合的無意識があるかないかという話にかかってくるので、ないとは言いません。どっちかと言えば、僕はあると思っています。
けれど、そこに意識的にリンクができるかどうかですよね。また、集合的無意識に訴えかけることで、「相手の集合的無意識に働きかける」ことができるかどうかと言われると、はなはだ疑問と僕は思います。僕はこう見えてリアリストなので、実際に自分自身が働きかけられるものではないと、なかなか信用するに足りないところがあります。
集合的無意識に働きかけたから相手が振り向いてくれたのか、あるいは、ほかの要因があって振り向いてくれたのか。これを事実として見ることができません。たまたま偶然振り向いてくれたのかもしれませんし、わからないですよね。
しかし、人間にはバイアスがありますので、このおまじないや術を使い、もし振り向いてくれたとしたら、「この集合的無意識下に私が働きかけていたから」という確証バイアスが働いて、「よし!この術効いた!」となりますよね。
僕は、絶対この術が効かないと言っているのではありません。ユングが集合的無意識を唱え始めて、その前にフロイトが僕らには無意識があると言い始めている。その無意識の下に集合的無意識があるというのがユングの主張です。
「無意識」を見た人間もいなければ、「集合的無意識」を見た人間もいない。ただ無意識に関してはfMRIが発達して、僕らの脳の中にそういうものがある、扁桃体やRASと言われているものがあって、僕らの行動はほとんどそこに影響を受けているのというが、科学的に、目で見る形で少しずつわかってきているんですね。
その下の集合無意識という話になると、まだまだ解明が進んでいない部分なんです。解明が進んでいないから、ないとは言いません。何度も言いますけれども、僕でしたらもっと確実なところで振り向かせようとしていきます。
僕でしたら、相手の無意識に介入します。1番わかりやすく簡単なのは、「呼吸」を合わせることです。
相手と呼吸をぴったり合わせていき、ずっと続けていくことで、相手が振り向く可能性が高くなります。これは同調しているわけですからね。呼吸が同調すると、無意識が同調してlike、好意がたまっていきます。なので、僕はそちらをオススメしますね。
ご質問者さま、結構大変だと思うんです。瞑想したり、相手の名前を唱えたり、いろんなことをやらなければいけない。それでしたら、相手の見えるところで呼吸を合わせた方が、僕はお得なのではないかなと思いました。お答えになっていれば嬉しいです。
自己主張タイプの彼から「好き」と言ってもらうには?
2つ目のご質問です。
ということで、ありがとうございます。
ご質問内のエニアプロファイルというのは、『禁断の心理話術 エニアプロファイル』という本を僕が書いていまして、人のタイプを気質でわけて、マインドリーディングの基本にしています。そちらを読んでいただいたということですね。
まず、本当にそのタイプかどうか、僕は彼のことをまったく知らないので、そこはおいておかせていただきたいと思います。もしここに書かれているように、外ではバンバンに自己主張をされるのであれば、ちょっとタイプ9は考えにくいです。
その自己主張が、力で相手を抑えていくような、誰かがしゃべっているときに言葉がガンッと被って、バンッと出てくる自己主張であれば、タイプ8の可能性が高いのでは?と思います。
タイプ3も自己主張はしますが、どちらかというと自分の実績や、自慢するような感じの自己主張です。8は今その場を仕切っていきたいという感じの自己主張です。どっちが近いかなと考えていただけると良いと思います。
「なかなか好きと言ってくれない」に関してですが、自己主張タイプの人間は、みんながたくさんいるところで、愛を表現していくのにブレーキがかかります。
なので、まずは2人きりのシチュエーションをつくっていただくのが良いと思います。自己主張タイプは自己主張していくので、認められるのが好きなんですよね。自己主張してくるのを全部受け止めて、「すごいね!すごいね!」とコロコロ転がすような感じで相手を承認していくと、相手はいい気持ちになっていきます。
そして、相手がいい気持ちになっているときに「好きって言ってくれたら、私もとても嬉しい」と言うと、相手はすごく良い気持ちになっていますからね。
すると返報性の法則が働くので、「そんなの好きに決まってるじゃん!大好きだよ」と言ってくれる可能性はとても高くなると思います。本当にうまく転がすような感じですね。相手の承認欲求、相手が言ってほしいことを言って返報性を待つ。というのが自己主張タイプでは有効です。
「タイプって頭の中で何を考えていますか?」とのことですが、頭の中で考えることは意識なので、タイプは関係ないです。タイプというのは、無意識の自動反応です。
たとえば自己主張タイプであれば、人が話しているときにさえぎって、自分の主張をしたい、という無意識の自動反応なんです。
ただ、これ読んでいくと、プライベートではものすごく寡黙でしゃべらないと書いてあります。自己主張タイプも寡黙なことあります。1人時間を大切にしますし、しゃべらないこともあります。
ただ、ものすごく寡黙だと、自己主張タイプの真反対の遊離タイプの可能性もあります。遊離タイプですと、お伝えしたこととまったく違ってきてしまいますので、まずは自己主張タイプ3か8と言われているので、そう想定してお答えをしました。よかったらお試しください。