ぴりぴりと迫る恐怖。
まいど、黒井です。
左足の親指が「ぴりぴり」しています。
これはおそらく痛風の前兆で、去年も同じ時期に痛めてるんですよねえ。
去年のいまごろは、母とふたりで旅行をする計画を立てていました。旅行の前日に痛風が爆発してしまい、結局ぼくはお留守番。母はぼくの弟と一緒に旅行へ出かけました。
出産と同程度の痛みをともなうとして有名な痛風の痛みに耐えながら、母に罵声を浴びせられたのを覚えています。
「痛風は俺のせいじゃねえ!」
と、言いたいところだけど、日頃からの暴飲暴食に運動不足、いわゆる「生活習慣の乱れ」は、ひとえに自分の自己管理能力のなさ以外の何ものでもありません。
太りやすい体質だとか、ストレス過多により過食してしまうだとか、外出恐怖があるため外へ出て運動をすることができないだとか、そういうのは、常人から見れば「言い訳」でしかない。
ぼくはひとりじゃ病院にも行けないクズなので、自然と病気に関する知識が身につきます。
もちろん痛風に関してもね。
指先がぴりぴりしだしてからは、水分をたくさん摂るようにし、しっかりおしっこを出すよう心がけています。痛風発作の原因である尿酸は、尿や汗から体外に排出されるんです。
また、海藻類などの「尿アルカリ化食品」を摂取することで、尿をアルカリ化することも大事。尿がアルカリ性に近づけば近づくほど、尿に尿酸が溶けやすくなります。
ただ……
指先がぴりぴりしだしてから対策をとっても遅いんですけどね。
痛風発作は「よくない生活習慣の集大成」ともいえる発作で、よくない生活習慣をずーっとつづけて、はじめて起こります。
発作が起こってしまえば痛みが引くまで数日から10日ほどですが、痛みが収まってもなお、体内の尿酸値は高いまま。
痛風発作が起こらずとも、尿酸値が高いまま過ごすということは、それだけで身体に重い負担を強いているんです。
だから「尿酸値が高いけど痛風になったことないし平気でしょ」と余裕をぶっこいている状態はかなり厄介。
痛風は「痛いだけ」かもしれない。
でも「尿酸値の高い状態」をほうっておくと、痛風以外の、命に関わるような疾患にかかるリスクがぐーんと上がるんです。
だから余裕かましてる場合じゃない。
と、ここまで自分に言い聞かせるために書いたんだけど、何だかピンとこない。死にたいわけじゃないけど、べつに生きていたいわけでもないし。
ただ、味わってみるといい。
そしたら「あの痛みだけはもう二度と経験したくない」と脳の一番深いところに刻み込まれますから。